アーカイブ

2004 年 11 月 のアーカイブ

あるべき姿

 ちょっと会社に立ち寄り、雅叙園で開催されるセミナーに参加するために目黒へ向かった。しかし現地に着いて大きなミスに気がつく。セミナーは来週の火曜日だった!
 なぜ来週の火曜日と今日を勘違いしたのかは自分でも分からない。思い込みだ。ウェブページから予約をして印刷した参加証にも、はっきりと11月9日(火)と書いてあるのに。
 なんにせよ、11月にしては強すぎる低めの日差しに目を細めながらたどり着いた会場では、TVでお馴染みの華道家の展示会が催されていた。駅から会場へ向かう人が主婦らしき人たちばかりで、ビジネスマンらしき人がほとんどいなかった理由はこれだったのだ。
 とにかく、予定はもう狂ってしまった。今日は一日セミナーに参加して、夕方早い時間に解放されることになる心積もりだったから、せっかく目黒に来たのだし、歩いて祖母の家に寄って顔を見せて来ようと思ったのだが、それは火曜まで延期。
 このまま会社に直帰するのがとても面倒な気分だったけれど、そうも言っていられない立場なので会社に連絡を入れ、こういうわけで今から戻ると伝えた上で、駅前のタリーズで一服していくことにした。
 行人坂の勾配はきつい。自転車のブレーキ程度では役に立たないほどだ。坂を上るのは当然疲れるし、秋だというのに汗ばんでくる。しかし、大円寺からは線香のほのかな香りが漂ってきて、心を涼めてくれた。
 

多くの若い世代(ぼくと同世代かそれより下くらい)にとって、目黒という町のイメージはとても洗練されているようだ。ぼくは目黒というと、古い建物や生活

の匂い、そして線香の匂いを想像する。祖父母の家の前を毎年通る山車と神輿。を営んでいた祖父は、山車を引く子供たちにアイスキャンディーを配っていた。

ラムネ味だかソーダ味だかの、水色をしたやつだ。
 話がそれてしまったが、今はアイスキャンディーも山車もなく、駅ビルは大きくなり、アトレにはタリーズがある。そこでアイスのソイラテを飲みながら、ほんのちょっとだけ最近の自分と将来の自分に思いを馳せる。

続きを読む…

Popularity: 1% [?]

カテゴリー: 日常 タグ: