牛肉

この記事は約2分で読めます。

アメリカからの牛肉輸入に目処がたたない今、国内のあちこちで悲鳴をあげている人がいる。
今回の牛肉騒ぎに関して思うことは、マスコミが騒ぎ立てるだけでBSEの本質(どこが危険で、どうすれば安全か)を視聴者に理解させようという立場をとっていないという点が考えられる。
日本のマスコミは特にそういう「野次馬」的な傾向が強いと言われているが、メディアの重要性を自分たちが本気で考えているのかどうか、視聴者の立場として疑問だ。
しかしこれには、マスコミに対する政治や他産業の影響力も関係あるのではないか。

食品の市場価格は、下がる一方だ。
今回のBSE騒動で、食品市場における牛肉の占める割合の高さを改めて知った。同時に、国産でまかなうことができていない日本の食品産業が抱える問題点も浮き彫りにした。



回の牛肉騒動には、ビジネスや政治的な側面が強く絡んでいるのは市場への影響度を考えれば当然だと考えられる。たとえば牛丼ひとつ取ってみても、

280~290円という超安価格帯で落ち着いてしまった消費者引導の市場を覆すには、今回のように一旦牛丼の供給が途絶えてしまい、価格の見直しを図る絶

好のチャンスを作り出すことが最良の方法にはならないだろうか。
企業によって牛丼の代替となる商品の価格も内容も違うようだが、なか卯では代替商品である豚どんぶりを400円で出すという。
差額の120円の根拠がどのようなものなのか、消費者にもわかる説明をしてくれる人はいないだろうか。

コメント