ブックオフ

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家のそばにブックオフを見つけました。

それまでずっと、一番近いブックオフは車で20分くらい行ったところにある小さいお店だと思っていたのですが、今の場所に居を構えてン年、すぐ近くに大きなブックオフがあることを知り、行ってみたのでした。

ブックオフといえばマンガとCDとゲームソフトしか扱っていないのかと思い込んでいたのですが、このブックオフはなんと2Fがまるまる書籍コーナーになっているのです。素敵です。

CDも、今まで行っていたお店とは比べ物にならないくらいの量があります。

でも、中古なのに新品の価格と50円しか違わないCDを買う気はしませんよ……。

書籍は、105円コーナーに絶版の掘り出し物がありました。

全体的に下手な書店より品揃えがいいし、古い本もたくさん置いてあるので飽きません。また来ようと思いました。

ところで僕は、読む作家の選り好みが激しいです。

気に入った作家の本ばかり読むのはほとんどの読書家がそうだと思いますが、ピタッとくる範囲がとても狭いので、お気に入りの作家の本を読破してしまうと、新しく読むお気に入りの作家を見つけるのに大変苦労します。

年とったのかな……。

昔はもっと何でも受け入れられたんですが、最近は気に入らない文体とかストーリーの本を読むために無駄な時間を割くのが勿体無い、という気持ちになってしまいます。

これって、食べ物にも同じことが言えませんかね?

若い頃はジャンクフードでもコンビニ弁当でもなんでも、とにかく口に入るものは何でもオーケーだったような気がしますが、最近は舌が肥えたのかやっぱり年齢のせいなのか、口にするものの許容範囲が狭くなっているような気がします。

話がちょっとそれます。先日、牛角に行きました。焼肉です。

実はそれまで一度しか行った事がなくて、そのときは僕もかみさんも具合が悪かったので、味があんまりよくわからなかった。そこで、再チャレンジしてみようという話になって行ったのですが、これがもう二度と来ないだろうなというくらいひどい味でした。

同じくらいの値段なら、格安焼肉チェーンのA亭のほうが大分マシだと思います。A亭もずっと行っていないので、味を忘れてしまいましたが……。

その日牛角で経験した感動的な不味さを共有したくて、次の日会社でその話題を振ってみました。しかし周囲の反応は「え?牛角はおいしいじゃん」だったのです。話を聞くと、どうやら世の中的に、あの値段であの味は合格、らしいです。

そうなのか?本当においしいと思うのか?この人たち、「牛角(というか、「温野菜」を含めてあの会社が経営しているお店すべて)はおいしい」という作り上げられた常識に踊らされてはいないのか?と、皆さんの味覚に対して非常に強い疑問を感じてしまいました。

一生にできる食事の回数は限られているんだ!と声を大にして叫ぶグルメと同様にして、一生に読める本の数は限られているのだ!と、僕は思ってしまいます。どうせなら、おいしくて体に良いものを食べたいですよね。

グルメにはお金がかかりますが、読書の選り好みには、グルメほどお金がいらないのが良いところです。

近くに図書館が欲しい。

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