30前後のフリーターとかニートとか

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とある掲示板で
「私は就職氷河期の世代だから、そのせいでまともな仕事にずっとつけなかった」
なんて書いてる人がいた。
こういう人は、結構多い。

自分は就職氷河期の世代らしいが、きちんと大学を卒業した人とはかけ離れた道を歩んできたので、ほとんど実感はないです。
というかね、ぼくらの世代で新卒採用がチョー厳しくて就職できなくて、ニートやフリーターが増えてしまって、問題になってるっていうけどさ。
卒業してなくても、努力次第でどうにかなるもんだよ?
背伸びしてえり好みしてんじゃねえよ!
って思う。

さらに言わせてもらえば、
努力不足で就職できなかったことを人のせいにしてんじゃねえ!
ってことだ。

就職できなかったら自営でもなんでもあるだろう。
将来のこと先延ばしにしてたアンタらの世話を、なんで僕たちが見なきゃいけないのさ。

すくなくとも自分は、
自分から世間のレールをはみ出した責任として、相応の努力をしたと思ってる。
だからこそ今の生活がある。

転職活動(就職活動)をする上で大切なのは何だろうと考えてみる。
思いつきだけど、以下の3つの点が大事なんだろうと思う。

まず、自分の強みと弱みを把握していて、説明ができること。
次に、過去の経験が一本のつながったストーリーとして語れるかということ。
最後に、将来自分がどうなりたいかというビジョンが明確であるかということだ。

この3点をガッチリ押さえて面接官にアピールできれば、たいていの場合
「こやつ、できるな」
と思われると思う。
なぜなら、自分が面接官だったら、上記3点を隙無く説明できる人は、
「むむむっ!やるな!」
と思ってしまうからである。
もちろん、ハッタリをかましていれば、どこかでボロが出てしまうだろうから逆効果だ。
上記3点の何が大切かというと、これらのポイントをしっかりと把握しておくことは、
転職活動をしていなくても重要だということだ。
常日頃からこういうことを考えていないような人は、正直言ってプロじゃない。
プロであろうという意思が感じられない。
だからこそ、常にそういうことを考えている自分でいたいですよね。

社会において自分の役割を意識していて、将来について前向きな人だったら、自己分析は必ず通るプロセスだから、上記3点がクリアでないということは「自分の将来について何も考えていませ~ん」って宣言しているようなもの。

ちなみに、コミュニケーション能力があるとか、論理的思考ができるとか、向上心があるとか、そのへんは、年齢相応にあって当然なので、ポイントとして挙げるまでもない。

たとえば、いくら頭で考えるのが得意でも、自分の意思をクリアにスマートに伝えることができなければ、考えることができていないのと同じことになる。
だから、コミュニケーション能力があります!とかありません!とか自己主張なんてするまでもなく、話をすれば手っ取り早くその相手が高度な交渉術をもっているのか、計画性があるのか、論理的思考能力があるのか、そんなことはわざわざ主張しなくても簡単にわかってしまうものだと思っている。
そしてこれらは訓練で間違いなく鍛えられるものだから、これらが弱点である場合、単純に努力不足

ところで、自分は年齢の割に転職回数が多い。
とにかくまあ、よくここまできたよっていうのが率直な感想だ。
いま自分がいる場所は決して、いるべくしている場所ではない。

学校を中退し、家を飛び出してから、将来の不安と戦う毎日だった。
このままじゃいけない!
このままじゃいけない!
って毎日思いながらも、住むところがないから寮がついてる仕事を探すところからのスタートだった。
トラックの運転手だ。

とにかく、安定させるためには
「誰にもできない仕事」である必要は全然なかったけど、
「誰にでもできるってわけじゃない仕事」ができるようになる必要があるって、
切実に感じてた。

トラックの運転手は、運転免許を持ってれば誰にでもできるんだ。
あとは若さと体力さえあれば。

とにかくこのままじゃいけない!
でも、自分で撒いた種なんだけど、誰も頼れる人なんていなかった。
デスクワークをみつけた。
これを失ったらもう死ぬしかないなって気持ちで、しがみついて頑張った。
まだアルバイトだったけど。
いや、アルバイトだっただけに、いつ切られてもおかしくない立場だったからこそ、さらに必死だったんだ。
頑張れば社員にしてやるっていわれてたけど、結局社員になれた奴はバイト仲間からはひとりも出なかった。

あの頃は、念仏のように「正社員」って言葉が聖なる言葉だった。
正社員になれない自分にものすごいコンプレックスを感じてた。

今だから言えることだけど、当時からもう鬱病の症状はひどく出ていたから、鬱がひどい時期には、引きこもり状態になったりもした。
世間にでられなくなって、当時はニートなんて言葉もなかったけど、そんな状態になったこともあった。
自信をつけたい。でも、どこから手をつけたらいいのか全然わからない。

それがやっとわかってきたのは、がむしゃらにバイトやって、何年もしてからだ。

そしてようやく見つけた、情報処理系の正社員の口は、友達の紹介だった。
これが後にも先にもたった一度の、人に世話になって見つけた職場だ。
しかしその職場の仕事は、自分に向いてなかった。
自分のやりたいことはここにはなかった。
毎日、葛藤した。
スロースターターだった自分には「時間がない!」という焦りが一杯の毎日だったから。
その会社を辞めることは、紹介してくれた友人を裏切ることにつながることだったから、
すごく悩んだ。
でもやめた。
友情より、自分のことを優先してしまった自分。
友達づきあいはそれで終わっちゃった。
大切な友人をなくした。
仕事とプライベートを混ぜるのはやめようと心にきめた。

それからはまた、孤独な戦いだった。

なにしろ全然しらないIT業界。
就職情報誌を買ってきて、電気もつけない薄暗い部屋で片っ端から求人をチェックしては、気になるやつ全部応募した。
正社員の求人だけ応募してたけど、
書類選考通過率、0%だった。

何十社も応募して、こりゃ無理だと悟った。
こんな未経験に近い状態で、中途半端なキャリアの若造を雇ってくれる会社なんて、あるわけがないのだ。(氷河期と結びつけて考えたことはない)

仕方が無いから次善の策ってことで、
「契約社員募集」の求人を探してみた。
「未経験でもOK、コンピュータに詳しければ尚可」って求人をみつけて連絡した。
それは、さまざまな企業に技術者を派遣する、技術者専門の派遣業者みたいなとこだった。
業界知識もなかったし、社会人経験も浅かった自分は、そこの登録すら落ちるんじゃないかって思ってた。(今思えば誰でも登録できる)
自分のコンピュータ知識なんて独学だし、とても社会の役になんて立つわけがないと思ってた。
だから、なんでも吸収してやるぜ!吸収しながら評価されていくしか道はねえ!
って気合いでいっぱい。

まもなくそこの営業さんから、ある会社を紹介された。
営業さんと一緒に、面接に行った。
つまり自分が「商品」なのだ。
IT経験が微塵もない自分が、スキルシートなんか持っちゃって、きれいに包装しなおされた中古品のような気分で、面接に行った。
もうハッタリしかない!って思ってたけど、
面接官の人柄がとてもよくて、嘘などつけず、
とにかく経験は浅いです!
でもこの業界で働きたいです!
これしかないんです!
吸収力だけは負けません!(お前はオムツか!)
みたいなアピールをしていた。
ITの経験ないけど、ITぽいことは独学とか、違う業界でがんばってました!って
かなり無理に背伸びをしたようなアピールをしまして。

そこ採用。もちろん、正社員じゃない。
自分←(契約社員)→登録会社←(業務委託契約)→面接した会社
って感じだ!

でもこれが結局、自分の履歴書におけるIT技術者としての経歴の記念すべき1ページ目になった。

しかしまあ、先述したような契約ですから、正社員になりたい!
って気持ちはずっとそのままあった。
そのうち自分の給料が上がり、契約社員として養えなくなった会社の提案で、
フリーになりました。
業務委託契約です。個人事業主です。
それで数社経験。
なんで数社かというと、これも鬱病と深い関係もあるし、ないのもあるんだけど
そのへんは割愛。

結局、この業界ではじめて正社員の座を勝ち取ったのはなんと、
今世紀に入ってからでした。

このようにして、なんとか自分をうまく行きたい方向に舵取りしてこられたけど、やっぱり遠回りしているんだよなー、っていうのが正直な感想。
でもね、「絶対無理」なんてことは、世の中にそんなにたくさんあるわけじゃないんだ。

何が言いたいのかって、ニートやフリーターで将来に不安を感じている人たちには、今立ち上がるためのほんのちょっとの勇気を出してほしいってことだ。
それだけで、絶対によくなる。必ず。

ニートを何年もやってたら、鬱病になるよ。これは間違いない。
ほんとに、自分のような人間でもここまで頑張ってこれたんだから、あなたにもできるって言いたい。

コメント

  1. みうら より:

    有り難う御座います。
    今、たまたま電車の中で読ませて頂いて希望に変わりました。
    私も頑張ってみます!!

  2. うずら より:

    みうらさん

    コメントありがとうございます!
    4年前の記事なので内容を確認するために今読み返してみましたが、この内容は時代に関係なく普遍的ですね。
    こんな偉そうなこと書いていながらも、未だにもがき続ける日々を送っていますが、それでも「なんとかなるさ」と思えるのは、この記事に書いたような経験をしたからだと思ってます。
    苦労した分だけ、人は本当に強くなります。

    今は僕の書いた「就職氷河期」をさらに上回る不況で、大変だと思いますが、努力は必ず実ります。
    突然「とんでもなく凄い努力をする」なんて、誰にもできません。
    自分にできる範囲で、細く長く、頑張ってください!
    自分がつぶれてしまわない程度でいいと思いますよ。
    他人と同じことしてたら、同じことしか実現できません。
    でも世の中、結構努力していない人が多いですから、
    ちょっと努力するだけで、ウサギとカメのカメみたいに、怠けてる人に追いついて、追い越せます。

    お互い、頑張りましょう!

  3. よも より:

    うさぎとカメの話で思い出したんだけど、亀って意地悪だよね。www
    寝てるうさぎを起こしてやらないで横目で通りすぎて行っちゃうんだぜ。
    まぁ、どっちもどっちだな。www