オールで遊んできました

思い返してみると、クラブや音楽系のイベントに行かなくなって8年～9年くらい経つ。なんだかすごく時間が経ったんだなあ。一瞬愕然としてしまった。
そうか……この10年間で生活も自分の性格も何もかも変わったなぁ。
決して悪い意味じゃなくて、今の自分にはとても満足しているし、思ったようにやってきた結果として今の自分があるのだから、充実している。
けれど今の生活を得るために捨ててきたものもたくさんあるんだなぁって、クラブシーンを思い出して心をよぎったよ。
不思議なことに、音楽無しじゃ1日も生きていられないほどだった自分が、生で音楽に触れることなんてほとんど思い出さずに8年以上も生きてきたんだから。

先日、今の会社で一緒にチームを組んで仕事をしているM先輩と、ふとしたことから音楽の話題で盛り上がった。話が合うから、同じようなことをしてきた人なんだろうなぁと思ってたんだけど、調べてみたらトンデモない人だった……。

音楽一家に生まれ、14歳で有名なDJの弟子について、ヨーロッパをはじめ世界中で音楽活動。日本でも有名なハコでたくさん回してきたほか、作曲もする。自分も知ってるユニットのメンバーだったとか、海外のアーティストとコラボレーションしてたとか、引き出しが多い。いやー本当に驚いた。CDも出してる。ネットで検索しまくっちゃったもんねｗ
なんでこんな人がサラリーマンやってんのかと思ったよ。
まあ音楽と関係ないかといえばなくもない会社なので、そのへんのつてで今の会社に入ったらしい。

そんな先輩と、土曜の深夜から朝まで遊んできました。

ところで自分はというと、10代前半までは、絵に描いたようないい子。
それがある時、あることが引き金になって荒れまくり、そのとき心の拠り所にしていたのが一緒に音楽をやっていた仲間たちだったということもあり、どっぷり音楽に漬かってた。アマチュアバンドでの活動は14歳に始めて、ありがちなポップミュージックからロック→ハードロック→パンク→メタル→スラッシュ→プログレと好きなジャンルが変わり、プログレロックから今度はハードテクノやエレクトロニカに走って、プログレハウス、トランス、ゴア、ブレイクビーツ、ミニマルなどに興味が移っていった。

クラブデビューしたのは17歳の頃。当時はまだバブル全盛期（はじける直前）で、ジュリアナやマハラジャ系のディスコが全盛期だったけど、なんかバブルで浮かれまくってる社会人のお兄さんやお姉さんたちが金にモノを言わせて派手に遊びまくる場所ってイメージかなｗ若くて金のなかった自分にはあんまり縁のない場所。でもダンスミュージック大好きな先輩に影響されて、ヴェルファーレには2回くらい行ったことがあります。

クラブといえば今は無き麻布のP.PICASSO、渋谷のCAVE、芝浦GOLD、そして昨年惜しまれながら歴史の幕を閉じたYELLOWなど、当時通っていたハコはすべてもう無くなっちゃったけど、今もまだ探せばたくさんあるんだなあ。オールジャンルの大箱なら新木場のageHaなんてあるし。
（ageHaといえば、ちょっと前に記事にしたDAISHI DANCEがよくイベントやってる）

今回は、誘ってくれた先輩の友達であるDJの誕生日を祝うとてもプライベートなイベントで、西麻布にある小さなプライベートラウンジに行ってきた。

海外じゃクラブカルチャーに年齢の壁なんてないけど、日本じゃメジャーなハコはみんな若い子たちで占められてて、僕らのようなオッサンやオバサンの出る幕じゃないんだよね。
って思ってたんだけど実はそうではなくて、オッサンやオバサンはこういう小さめで、よりジャンルの絞られたイベントやパーティに出没してる。

今回行ってきたラウンジのパーティで、昔見たことがある人を何人か確認ｗ
挨拶するような関係じゃないので素通りだったけど。
この人たち、ずーっとこういうところで遊んできたんだなｗ

M先輩はというと、ハコに来てる人の2/3くらいが知り合いらしく、人が通るたびに挨拶したりお話したりしてた。かなり名前の通ってるDJも来てたから、やっぱすげえ人なんだろうｗ
本人は今じゃもうたまにしかDJやらないって言ってたけど、実はイベントのオーガナイザーをしていて、海外のアーティストを日本に招いてクラブのイベントを企画したりしてる。
来月の12日にイベントやるらしいので、また誘っていただきました(´▽｀)

その後、朝方に撤退。
先輩の家に泊めてもらった。朝はやく帰って来たけど。
ホームスタジオの機材がハンパネェもんでした！目の保養。

久しぶりの雰囲気ですごく楽しめたんだけどさ、問題はウチのかみさんがこういうところに全然縁も興味も無い人だってことなんだよねー。
結婚してからというもの、なんでも一緒にできることを優先してきたし、やっぱ一緒にできることを一緒に楽しむのがいいじゃない。
しかしこればっかりは一緒に楽しんでもらえる気がしない。
だからまあ、ほどほどにってことで。