ハーフマラソン@山中湖ロードレース

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5月30日、日曜日。3:00AM起床。
途中で車の給油をして、4時半に杉並区で、5時に調布でランニング仲間をピックアップ。

昨年よりも1時間早いスケジュール。

6時過ぎ、山中湖IC。既に渋滞。
昨年は7時くらいに着いて同じくらい混雑していた。それでもスタート地点からそれほど遠くない駐車場を確保できたのに、今年は1時間早めに到着したにもかかわらず、スタート地点からかなり離れた場所しか空いてなかった。
昨年より混雑するとは聞いていたけど、さすがにここまでとは思わなかった。

第30回山中湖ロードレース。 初めてのハーフマラソン。

ハーフマラソンのスタートは9時15分。ファンラン(山中湖一周)のスタートは、9時30分。
ハーフマラソンのコースは、まずファンランと同じく山中湖をぐるっと周り(13km)、そこでゴールせずに2周目に入り、4kmほど進んだ場所にある折り返し地点で引き返してゴールする。

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天候は、あいにくの曇り空。雲が低く、今にも降り出しそう。気温は8度くらい。息が白かった。

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山中湖を見回すと、対岸が遠い……。この広い湖を1周以上走るなんて、本当にできるのだろうかと不安でいっぱい。

スタート地点に集結する、13,000人の参加者。

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おしくらまんじゅう効果で暖かい(笑)

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3月から体調を崩してしまい、ハーフを走るための体づくりも予定通りにいかないどころか、2ヶ月まったく走っていなかった。
木曜日に皇居を走ってみたが、5kmを軽快に走れなかったので、とても不安だった。

目標は完走だが、途中の数カ所で時間制限がある。それさえ超えればなんとかなるのだが、それすらも怪しい。

9:15、いざスタート。

序盤、人の波に圧されて自分のペースを作れないままあっという間に5km。周囲の速度に惑わされず自分のペースでゆっくり行く予定だったのに、結果として5分30秒〜6分/kmという速いペースで走ってしまった。
(これが後々のレース展開に響く)

5.5km地点から7.5km地点くらいまでの約2km、上り坂がずっと続く。皇居ランの竹橋〜千鳥ヶ淵と同じくらいの斜面だけど、距離が厳しい。自分のペースに近い人にぴったりつけて走っていたが、6.5kmくらいで「最初の」スタミナ切れ。何とか乗り切るが、まだ半分も走っていないのだ……。

そこから10kmまでは下り坂中心に順調。給水所でアクエリアスとカットされたオレンジをいただく。オレンジうまい。

10km地点到着。もうここがゴール!っていうくらい消耗してしまった。

10km〜13kmは15分遅れでスタートしたファンランのランナーたちがラストスパートをかけはじめ、どんどん抜かれる。
周囲にハーフのゼッケンを付けた人が目立たなくなってきた。

13km地点でファンランの人たちとお別れ。とたんに人がまばらに。公道が2分割され、右側は折り返し地点から戻ってくる人たちがどんどん向かってくる。

折り返し地点がなかなか見えてこない。長い。

霧が濃くなり、霧雨が降り始める。

15km地点までが、本当に遠かった。1kmごとに表示があるんだけど走っても走っても見えてこない。1kmがおそろしく長い。

最後の通過規制(15km地点)、規制時間内にクリア。ここまで走れるとは思わなかった。残り5kmちょっと。皇居1周分だ。
ここまできたらリタイアはしたくない。

しかし体はかなり限界。序盤で筋力を使いすぎた。

上半身の筋力は残っているが、下半身がままならない。完全にエネルギー切れ。競歩みたいな状態になって体力を蓄積して、貯まったところでまた走るというのを繰り返す。

13kmのファンランとの分岐から16.85kmにある折り返し地点まで、本当に遠かった。ここが全行程で一番きつかった。

折り返し地点を過ぎると、気持ちとしては「戻るだけ」なので楽だが、もう体力がない。
膝の故障は気をつけて走っていたので、幸い故障はどこにもないのだが、とにかく前に進むパワーがない。
つらそうな顔をして走ったら余計につらいだろうと思って、なるべく辛くなさそうな顔をしてリラックスすることに集中。

ゆっくり走る(歩くに近い)ことでエネルギーは貯まるんだけど、最後の5kmの走行を邪魔したのは「体重」だった。

足の裏のアーチを作っている骨が痛い。練習のあともよく痛くなったけど、一歩一歩踏み込むごとにズキズキする。
アーチが体重に耐えられなくなっているとしか思えない。走り出せる体力はあるのに、足が着地するときの衝撃が痛すぎて走れない。競歩みたいなヘンテコリンなフォームで進まざるを得ない。

体重が重いと本当に不利だ。

早く終わらせたいという気持ちだけで前に進む。

もう自分が一体どこを走ってるのかも、よくわからないくらい疲れてた。

気がついたら、最後の曲がり角。

その瞬間、なにか胸にこみ上げるものが。あれ?感動してる?

ゴールまで、胸いっぱいになりながら走った。

決して速いタイムではない、というか何とか走りきったというレベルだけど、完走できてよかった。

ゴールの豚汁はもう無くなってたのが残念だったけど!

ちなみにレースを通して地元の方々の応援が多く、とても力になった。ありがたいことだ。

総括:

  • 六つの「不足」:
    1. 綿密な「戦略の不足」
    2. 他の選手のペースに巻き込まれない「ペース維持能力の不足」
    3. 登坂で「肺活量の不足」
    4. 中盤の平坦路で「筋力の不足」
    5. 後半の限界状態での走行で「精神力の不足」
    6. 「減量の不足」
  • カメラを持って走ったけど、1枚たりとも撮影する余裕は無かった。お荷物だった。
  • iPhoneとNike+は練習には良いが本番では「重い」「視認性に優れない」「距離の誤差が許せない」。フルマラソン走れるようになったらポラール欲しいです。

コメント

  1. らーちゃん より:

    おめでと〜♪
    走っている時の辛い気持ちが高い程、感動とか解放感とか来るよね・・・
    私も大雨の中の山中湖走ったことあるけどやっぱり10km地点で燃え尽きてたよw
    いろんな不足があるのは誰でも一緒だよ。
    でも2ヶ月殆どまともな練習できなくても棄権しない勇気となんとか完走する粘り強さは賞賛ものだよ^^
    まずは体を休めてくださいね。

    p.s.
    http://www.wiggle.co.uk
    オプションで日本語、¥表示にしてみるとポンド安だからすごいことにw
    このショップは日本へのシッピングも買い物総額が7000円程度でフリーになるからすごいよ〜
    ポラールのRS100は10000円前後
    ガーミンFR405は3万円前後、205なら1.5万円前後・・・
    買うなら今がチャンスw

    • うずら より:

      > らーちゃん
      ありがとう!ほんとに、予想外の感動だったよ。
      体を休めるどころか、次に向けてすぐにでも練習を始めたい気分w
      らーちゃんはガーミンのFR205だっけ?
      405もだいぶ安くなってるみたいだけど、205で十分なのかな?
      ポラールは高いし、壊れやすいって書いてある記事もあったりするんだよね。

  2. よも より:

    オレンジ!!!
    いいな!
    オレンジ!!!!!!!

    てか、マジでお疲れ様でした。
    ハーフ完走できて良かったよね。ヾ(*´∀`*)ノ
    まぁ、フルは焦らずにゆっくりと目標にしていけばいいよ(*´д`)(´д`*)ネー

    • うずら より:

      > よも
      ありがと!
      オレンジおいしかったよ。
      全行程で5切れくらい食べたかもw
      フルは来年だね。当面の目標は、ハーフをもっと速く走れるようにすることかな。

  3. らーちゃん より:

    私のは
    FR310XTだよ。8時間以上のレースでも電源が持つのでw
    405は周りで持っている人がいないからよくわからないなー。
    305と205の違いは心拍計、自転車モードかな?
    ポラールは基本心拍計とフットポットでの距離計測だからナイキプラスと仕組みは同じかな?
    ポラールはS610iを持っているけど、殆ど眠ってますw

    • うずら より:

      > らーちゃん
      310XT、ランニング仲間にも勧められたよ。
      サイズがでかいけど機能も見やすさも良さそうだよね。
      いいなーほしいなw

  4. Chabo より:

    おお、お疲れ様。

    完走おめでとう。

    俺ゃ飯を食わないでパチンコをし続けて、血糖値が下がって限界を迎えるくらいが精一杯だぜ。

    • うずら より:

      > ちゃぼ
      ありがとう!
      大丈夫、自分でも走れるくらいだから誰でもちょっと練習すればハーフくらい走れるってことが証明されました。
      でもフルはちょっと気合い入れないと駄目だなあ。
      減量、減量・・・。