第30回山日YBS富士吉田火祭りロードレース

「走った距離は、裏切らない」

マイミクのらーちゃんのお勧めで参加を決めたこのレース。今回はいつものラン仲間とではなく、単独エントリー。かみさんが同行してくれました。(初めてのこと)

本来、自分の実力からすると10kmに登録すべきだったのかも。エントリーしたとき、そんなにキツいレースだって知らなかったから、ハーフにエントリーしてしまった。
エントリー後の種目変更はできないので、もう後の火祭りですねw

我が家から富士吉田市となると、かなり早めに出発しなければいけないんだけど、今回は帰省も兼ねてかみさんの実家を拠点に行ってきたので、かなり楽でした!

会場の駐車場。抽選で決まるんだけど、スタート地点の富士北麓公園運動場のすぐ横にある1番駐車場が割り当てられたので楽だった。(遠い駐車場だとバスで移動らしい)
全参加者数も5700人程度と、今まで参加してきた1万人を超すレースと比べると駐車場確保バトルもないし、スタート地点の混雑もひどくない。そんなコンパクトなレースであるにもかかわらず、会場内には食べ物屋、お土産屋からランニンググッズまでかなり充実してて、とても良い印象。

初めて参加するレースだったので様子が分からないため、朝6時には朝食を終えて出発。
道はガラガラで、かなり早めに着いちゃった。
しかし現地到着までに富士山の裾野を車で上っていくんだけど、「こんな坂道を走るのかぁ」と思ったら自信がどんどん失われていくw

到着後さっそく選手登録し、ゼッケンとタグをもらう。
会場はきれいなタータンが張られた陸上競技場。こんな綺麗なトラックを踏むのは中学校の陸上部以来、20数年ぶりだ。

お店のひとつでバナナを無料で配ってた。参加費もお手頃なのにサービスがいいなぁ。
青汁も無料で配ってたのでいただいた。

出店をぷらぷらと巡りながら、前日作った1リットルのアミノバリューをゴクゴクと飲んで、BCAAを8000mg補給。前回のハーフでのスタミナ切れの経験もあったし、ここ1ヶ月もの間、怪我でほとんどランニングのトレーニングができていなかったので、サプリに頼ろうとw
スタート2時間前にバナナ2本とSuper VAAM。
スタート30分前にもう一度Super VAAM。
全て出し切るつもり。

富士山麓で標高が高いだけあって涼しいなぁ、なんて思ってたんだけど、時間が経つにつれて日差しがどんどんきつくなる。

スタート時間は9:50なんだけど、9時頃にはもう汗がダラダラ。

スタート前には既に温度は29度、湿度は60%を越えた。

開会式は炎天下。まじめに出ている人、偉いわ。ほんと暑すぎ。

スタートが近付くと、自然に競技場トラックに列ができはじめる。

てきとうに並ぶ。気持ちが高ぶってくる。

GPSを装着してレースに出るのはこれが初めて。(心拍計はペース決定のために非常に役立った)

前回の山中湖ではiPhoneにヘッドフォンにデジカメを持って走ったけど、重くて邪魔なだけだったので、今回の重量物は腕に着けたGARMINのみ。

それから足の痛み対策もバッチリしておいた。
巻き爪:脱脂綿を使って両足親指の巻き爪対策した上にテーピング固定。
かかと:両足足底および踵のテーピング固定。
さらにその上から、会場で買ってきた5本指ソックス。こいつをはけば、指に巻いたテーピングがベトベトして他の指にくっつくこともなさそう。(実際、5本指ソックスはレース中に水をかけられた後も走りやすく、すごく良かった)

暑さ対策は、サングラスとキャップに加え、これも会場で買ったハーフサイズグローブみたいな形状の汗ふき。(これは不要だったかも。結局汗だくになるので)
それより目に入る汗が何度もしみたので、そっちの対策をすべきだった。

スタート前に再三のアナウンス。
「気温が高い(既に29度)」「決してタイムを狙って無理するな」「まめに給水しろ」を繰り返す。
昨年よりだいぶ温度も湿度も高いようだ。

9:50、スタートの花火がドンドンと鳴り響く。ウォッチのSTARTを押し、すぐに前が動き始める。
トラックをぐるっと回って外周をまた周り、一般道へ。

いきなり上り坂。

みんな左に寄って走ってるから、右がすいてるよラッキーなんて思って走ってたら、左側は木陰になってるからだった。

ここでいきなり予想外の林道!

舗装されていないダート、石ころがゴロゴロしている。道幅が狭く、同時に3~4人くらいしか横並びできないので、入り口でいったん前が詰まって歩きに。

ここで最初の登りの分の疲労回復w

だってもう、この時点で「こりゃ無理そうだ、リタイヤしたい」って思っちゃったもの。まだ1kmくらいしか走ってないのに、息あがってるし。

ダートは意外に走りやすかった。足元の石ころだけ気をつけて、マイペースで一歩一歩進む。森の中なので直射日光は無く、涼しい。

それでも最初に飛ばしすぎたのだろうか、既に歩いている人がたくさん。

しかしどこまで続くんだ、この登りダートは。
ダートはだんだん砂っぽくなってきて、さらにきつくなってきた。

そのまま5km地点くらいまで、ずっと上り坂。足元ばかり見て走ってた。
トレランの経験がない僕のような人にとっては、この時点でかなり戦意を奪われるものと予想される。

ようやく登りが終わると、そこで折り返して今度は舗装路を下る。
かなり急な下り坂。しかも長い。
あんまり長いもんだから、その分あとで上らなきゃいけないんだよなぁと、心配になるw

下りきつい!
膝にも筋肉にもかなり負担がくる。
どう走ったって体のどこかにダメージがくる。
開き直って、全身脱力して腕はかなり低めで降り、ピッチ走法で小刻みに足を進めたら、ガンガン加速していく。足のダメージも少ない。
こりゃいいや!と思って調子にのって加速していくと、どんどんスピードが出るw
風を切るように走るので暑くないし。
しかし、しばらくその走法で下ってから、ふと心拍計を見てみたらなんと180bpmまで上がってた!
心臓の負担ハンパねえっw
登りで180行ってたら、かなりハァハァいってるんだけど、下りで風を切ってたからか、そんなに心拍数が上がっているとは思わなかった。

まだ序盤だし、後先考えずにやってしまうと後半が心配だったので、ちょっと減速。
しかし減速すると逆に疲労感が・・・。

というわけで、下りはもう「後はどうにでもなれ」という気持ちで、重力にまかせて加速。

しっかし、その後また上り坂。さらにまたダート。給水所で水を飲んで首にかけ、また上ったり下ったり。
木陰はすでに無く、日差しは容赦なく体温を上げてくる。

隣を走っていた初老のおじさんとしばらく会話。
「坂道がきついとは聞いてたけど、こんなにきついなんて思わなかったよ!」
ふたりで苦笑いw

しかし走りきらなければ、終わることもない・・・。

救護チームは、かなり多めに配置されている印象。マウンテンバイクと自動車で、いつでも病人・怪我人をサポートできる体制になっている。

とにかく前半戦は、上って下って上って下ってを繰り返したあと、
「ひたすら下る」

富士山の裾野を下りきってしまうのではないかと思うほど下る。

樹木が生い茂る中を一直線に伸びる下り坂。
ずっと先の、陽炎でよく見えないくらい先まで、下り坂。
自転車だったら、ほっとけば時速100kmくらい出るんじゃないの、と思える下り坂。

普段使わない腿の筋肉がパンパン。

過去の経験から、膝と足裏を壊したらもうダメ(リタイアせざるを得ない)と思ってたので、とにかく関節を守ることに集中して走った。おかげで筋肉へのダメージが凄いことに。

後半戦への不安が広がるw

ようやく下りが終わったのは、15km地点。

残りは6km。なんだかいけそう。

しかし甘かった。実に甘かった。残りの6kmは、今まで下った分を上りきる。
ノンストップの上り坂だった。

ちょっとオーバーヒート気味だったところに、給水所。助かった!
さらに地元の有志の方が背中にホースやひしゃくで水をかけてくれる。

富士山の水だからなのか、思わず声が出るくらい冷たい水。
水をかぶった瞬間、なぜかまた走れるようになる。
しかし調子に乗ってかぶりすぎたため、シューズの中まで濡らしてしまった。
シューズの中が濡れてしまうと一気に走りにくくなるので、気をつけていたんだけど。

足音をタブンタブンさせながら走るw

しかし既に体力は限界。残り5kmくらいから、走れなくなる。

救急車が横を走り抜けてく。誰か熱中症でぶっ倒れたんだろうか。

冷静に自分の状態をチェックしながら走る。関節はバッチリ。筋肉は固まってきてるけど、まだいける。肺はまだ余裕がある。心臓は、歩いてもなかなか150台を切らないけど、170くらいまで上げなければ全然いける。

前回の山中湖では、残り5kmの時点で「気力だけでゴールしてやる」状態だったので、それに比べればだいぶマシだ。

ちなみに、普通に歩いてしまうと10分/kmくらいのペースになってしまい、残りの距離がいくら歩いても減らないので辛い。そこで考えたのが、「腕だけランニング」
傍から見てると馬鹿っぽいんだけど、足は歩いてて、腕は全力でランニング体勢w
だって上半身の体力が余ってるんだもの。

この走法(?)によって、同じ歩いているのでも9分/km~8.5分/kmくらいまでスピードアップできることに気付いた。
周辺の歩いているランナーたちを抜くことが出来る。この発見は大きかった!

しかも腕を振っていると、足の疲労が一段落したときに再び走り出すのが気持ち的にラク。
おかげで、走る→歩く→走る を繰り返して進むことができた。

残り4kmの地点で、かみさん発見。応援からもらうエネルギーは凄いなぁ。おかげでちょっと疲労回復。

しかし上り坂は想像以上にきつかった。

インナーマッスルまで使い切った。最後はほぼ腰だけを使って足を進めている感じだったんだけど、股関節に疲労がきてしまい、違和感でなかなか走るのが辛くなった。

最後の最後の、会場入り口のところまで、ずっと登りだった。

そういえばこのレース、制限時間が無いみたい。通行止めもしないようで、たまに自動車とすれ違った。
何度も車に追い抜かれながら、やっとついた会場。

トラックをまわってゴールしたら、もう足を曲げられない状態!!

前回経験した「こみあげる感動」は、ゴール手前3kmで既にきてましたw
(これは完走できるという確信を持った瞬間、やばかった)

ゴール後、記念Tシャツと水とスポーツドリンクをいただき、参加賞の吉田うどんを食べた。

やっぱり2時間以上かかっちゃうと、腹が減るねぇ~!

最後の給水所にはバナナも置いてあったなあ。あのバナナが燃焼する前にゴールしてしまったと思うけど、胃の中に何か入ってたのは良かった。

前回のハーフ同様、今回も「完走できなくてもいいや」って気持ちで走ったんだけど、なんとか完走!

公式タイムは後日郵送だから正確なところは分からないけど、なんと山中湖ハーフより10分以上タイムを縮めてゴールできた!
この山道でタイムを縮めたということは、平地のハーフならもっといいタイムが出せるかも!?

きついレースだったけど、楽しかった!

“第30回山日YBS富士吉田火祭りロードレース” への4件の返信

  1. 完走おめでとう!!

    火祭りのハーフを完走できるのならフルもきっといけるよー
    山中湖より早く走れるなんてすご〜い!
    やっぱり自転車も良いトレーニングなんだねー

    人ごとながら感動しました!!!

    • > らーちゃん
      ありがとう!
      いやー、らーちゃんにそう言われると、ほんとにフルが走れる気がしてきてしまうよ。
      しかしまだまだウェイトを落とさないと故障に繋がりやすいから、頑張らないとなぁ〜。
      東京マラソンはハズレると思うけど応募はしたよ!

      今回は自転車に助けられたなぁ。
      でもやっぱりランを鍛えるにはランが一番!
      それから、坂道トレーニングの重要性を強く感じましたw

      レースは感動を与えてくれるからほんと楽しい!
      また同じレースに出ましょう!
      巨峰、出るんだっけ?

    • > ちゃぼ
      次のレースまで1ヶ月を切っているから、気を抜いてる暇がないよ!
      夏バテつらいよね。先々週、自転車の乗りすぎでちょっと夏バテになりかかったけど、何とか乗り越えたよ。
      ビタミン摂取!

コメントを残す