バカと煙

ストラトスフィアという、ラスベガスで一番高いタワー。
東京タワー：333m
ストラトスフィア：350m

ちょっとだけ東京タワーより高い。

屋上には３種類のアトラクションがある。てっぺんにある柱は避雷針ではなく、八景島にもあるようなフリーフォールだ。
それからジャンプできる。

こいつの展望台からジャンプしてきた。
アドレナリン出して元気になろう！みたいな？ｗ

誰か一緒に行かないかなと思って誘ってみたら、５人も集まってくれた。
６人で行ってきた。
（みんなの目的はアトラクションで、ジャンプしたのは自分だけ）

ジャンプ台は地上855フィート（約260メートル）。東京タワーの特別展望台（223m）よりも高いところだよ。

まずは、いろいろ書かれた誓約書にサインをして、健康状態についていろいろ質問されて、コース選択。（DVDと写真を撮ってくれるコースにした）
お金を払い、ジャンプスーツを服の上から着て、体重を計測。
それから腕に番号を記入される。

ジャンプスーツを着たままタワー下層をスタッフに連れられてエレベーターまで歩く。
道行く人々に、「あんた今から何すんだ？」とか聞かれる。上から飛び降りるんだよと言うと、目を丸くする人もいれば激励してくれる人もあり。
ノリがよくていいね！

エレベーターで１０８階までビューンと上がる。

上には巨大なワイヤー巻き取り機械のようなものと、ジャンプ台が。

そこで靴が脱げないか、アクセサリ類をつけていないか、ガムを噛んでいないか等の最終チェックをされ、スタッフと一緒に記念撮影。

▼こんな風景のところから飛び降りる。

なにも気にしないで飛び込み台に入ったけど、後で思えば、まだ命綱が繋がっていない状態で台の端っこから下を覗き込んだりして、恐ろしいことしてた。

そしてスタッフは着々と準備を進める。

体を支えているのは、背と腹に繋がった２本のロープのみ。
「ここでやめる人いる？」って聞いたら「たくさんいる」ってｗ

さらに写真を撮影して、

「オッケー、ゴー！」

え？もういいの？

いきなりゴーって言われてもなぁ・・・。

なんというか、つかまるものが何もない状態で、この夜景の中にジャンプして飛び込んで行くという行為にものすごく違和感。

この飛び込みの１歩のためにお金を払ってるようなもんだな。落下はオマケでしかない。

あんまり躊躇してると後ろから蹴りおとされるなんて話も聞いてたので（後から考えてみれば、そんなことしないと思うが）、心を決めて飛び込んだ。

感覚的にはもう完全に、なにも付けないで飛び降りる感じ。

パラグライダーは、肩のあたりに「パラシュートに引っ張られてる（支えられてる）」感覚があったけど、こっちはそんなのない。

なんかもう、普通に飛び降りる感じ。

そのあまりにも非現実的すぎる状況が神経を麻痺させていたのか、不思議と恐怖は無かった。

しかし飛び降りた後に改めて同僚たちと展望台に上がってみると、よくぞまあこんな所から飛び降りたなぁと。
あとからガクブルしてきたよ。

（参考画像）

馬鹿と煙は高いところが好きというが、自分はもしかして高所マニアなのかもしれない。

それから同僚たちと、屋上にある３つのアトラクションすべてこなしてきた。

• Insanity
  タワーの淵からはみ出す回転ブランコ
  （参考画像）
  
  【感想】
  前半は高所の恐怖。中盤は強制的に回るGへの恐怖。後半は、回りすぎで三半規管がやられて気持ち悪くなる。
• X-Scream
  ちょっとしか進まない、すごく短いジェットコースター。でもレールがいきなりガクっと落ちる恐怖のマシン
  （参考画像）
  
  【感想】
  この年齢で絶叫しまくってしまった。叫びつかれた。
• Bigshot
  頂上の柱で無重力体験
  （参考画像）
  
  【感想】
  もの凄い勢いで「落ちる」のは想定していたが、まさかもの凄い勢いで「打ち上げ」られるとは思わなかった。まじやべえ。

体へのダメージは、ジャンプよりこれらのアトラクションのほうが大きかった・・・。