疎開しない選択

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先週は、今までに経験のない種類の危機が身に迫ってきたことによって、ちょっと頭が混乱してしまったかもしれません。

一時は疎開することも検討したのですが、冷静に考えてみるとそれは家族の安全を確保して安心したいという自己満足のためだったんだなということがわかりました。
本人が欲していないものを押し付けてはいけないですね。

いろいろな情報が飛び交い、人々はそれぞれ何を信じるべきか自分で決めて行動せざるを得ない状況になっています。信用できると太鼓判を押すことができる情報など存在しません。今のようなときこそ、自分の本質が行動に現れるのかもしれませんね。

僕の仕事は命に関わる医師のような仕事でもありません。災害現場で活躍する自衛隊員でもレスキューでもありません。しかしいま目の前にある仕事をこなすことで、ほんのほんの塵のような微力であっても、すくなくとも自分と仕事で関わりのある同僚やパートナー企業の人たちと、経済的な意味での「日常」をシェアできるかもしれません。それは、もしかしたら遠回りになったとしても、日本のどこかで誰かの役に立っているかもしれません。

同じ市内には母親と妹夫婦と甥っ子たちがいます。
東京都を挟んで向こう側には、妻の両親、姉夫婦と姪っ子たちがいます。
都内には祖母、叔母、従兄弟たちがいます。
僕の親類はほとんど関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城)にいます。

誰かが何かを必要としたときに、手を差し伸べられるところにいたいという強い気持ちがあります。
僕の大、大、大嫌いな「長男」という言葉。それがDNAに刻み込まれてしまっているのかもしれませんね。
もしかしたら違うかもしれませんが。

原発の様子はきちんと把握していなければならないと思います。
国内TV局からの情報源はどのチャンネルも同じなので、NHKだけ。
ニュースは他にCNN、NYT、WSJ、BBC、Reuterなどチェック。

原発の解説については専門家の発言しか信じない。東大、早稲田の原子力/放射線専門家のTwitterをいくつかフォローし、さらにMITからも見解が発表されています。
国内ではほかにCNICのUstreamなんかもチェックしています。

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