赤の他人同士で協調するのは難しいことなのかな

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いま個人事業主として働いており、取引先(A社)は昔自分が社員としてお世話になっていた会社。業務委託というかたちで仕事を請け負っている。

社員ではないので、立場上対応が難しいことがよくある。業務受託はこれまで少なからず経験があるんだけど、A社は少なくとも我々のような委託先に対する風通しがあまり良いとは言えない環境なのである。以前は社員として働いていたからそんなこと意識する必要もなかったんだけど、今はいろんな壁を感じちゃってるのね。

そんな状況で健康状態が悪くなってしまうと、A社からの信頼を失う。

実際それは起きていて、一部の方からは全く信頼されていないようで、そんな状況にならざるを得なかった自分がとても悔しい。

かといって「僕は病気です、理解してください」なんて絶対に言いたくないし、病気だろうが何だろうが同情されるくらいならほんと死んだ方がまし。どんな病気であれ、同じような立場に立たされたらそう思う人は少なくないんじゃないかな。

病気のせいでパフォーマンスが出ないのではない。自分のパフォーマンスがその程度だということだ。

しかし悲しいかな、普通の社会人はそんなにしょっちゅう休んだり体調崩したりしないもので、自分のような人間は得てして白い目で見られることが多い。どんな理由であれ、そういう視線や無視を感じてしまうと、いくら強がってみたところで、結構こたえるものがある。

そういう方々からは、おそらく僕は使い物にならない人間だと思われているだろう。ペシミスティックになっているのではなく、本音でそう思っている。

そんな信頼できない人に横から余計な口出しをされたら、カチンとくる人も当然いる。だから業務に関係する発言には慎重にならなければいけないんだけど、躁状態でアゲアゲになっちゃってると、歯に衣着せぬというか率直というか、言葉のブレーキもなかなか効かなくなるんだよね。

それでいったん信頼を失ってしまうと、たとえば単純に情報が知りたいだけなのに、質問がツッコミに感じられてしまうのか、意外なところで冷たい反応が返ってきたり、メールの返信が来なかったりすることがある。

これがまた、自分のせいなのか、それとも冒頭に書いたように社員ではない人に対する風通しの悪さのせいなのかを判断することがとても難しい。

楽観的にやっていこうと思っても「そこは空気読んで理解しろよ、お呼びじゃないんだよ」って思われてたら、あんまり気にしすぎないのも迷惑かけてる気がするし。

仕事でなにか提案するときも、提案とは受け取られないこともあるんだよね。提案しても返事が無かったりして今でも理由がわからないけど、提案とは受け取られていなく、外部の人間の余計なツッコミだと思われているのか、それとも病人は黙ってろっていう話なのか……?

これが、疑心暗鬼になってしまう回路なのだった。さらに考えると、もしかして本当はお荷物なんだけど病気あるみたいだから付かず離れずほっといてあげよう的な気持ちを持つ人がいたとしたら、自分はここを去るべきなのではないか?と結論付けそうになったりする。(実際そうしたほうがいいのかしら)

問題は、考え方や意図することの誤解や行き違いがあったとしても、それとも他に社内的な理由があったとしても、無視されてしまったら対話が続かないことだ。無視されたほうは理由がわからず悩む。実際いまでも何が悪かったのだろうと思ってる。

どうにも気持ちがスッキリしないので、A社の管理者の方に相談した。

おそらく次のような理由なのではないかという意見をいただいた。

  • すべての業務を把握していない外部の人から指摘されて気分がよくない
  • 僕がどんなスキルを持っていて、どんな思考回路で仕事をする人間なのか理解を得られていない
  • 安定して仕事ができるよう努力して、信頼を得てみろ、話はそれからだ。と思っている人もいるだろう

そういうわけで、これからも相手に理解してもらえるようアプローチしていく必要があるのではないかというアドバイスをいただいた。

その通りだと思う。僕からできることは、まず自分が何者なのか知ってもらうこと。でも病気のことを棚に上げていいのか悪いのかよくわからん。めんどくさい病気だなあ。おそらく棚に上げておいていいのだろう。「あの人どうして体調崩してばっかりいるんですか」って問う人がでてきたら、そのとき話せばいい。

しかし現時点で既に軽く無視され気味の人とうまくやっていくのは難しいね。こっちに非がある(のだろう)から、なおさら難しい。でも僕は自分が悪いなんて全然思っちゃいないんだけどね。

チームで仕事しててさ、リスクを嗅ぎとって「これやらないとなんかヤバそうだけどいいの?」って指摘するのは普通のことだ。そしたら「やりましょう」とか「それは大丈夫です」とか「やってください」とか返事くれるだけでいいんだから。

なんで無視されちゃうのかなー。
僕はその人にとって生理的に受け付けられない人間なんだろうか。
こんなことで悩んだことなかったから、難しいわ。
なんというか新しい次元に飛び込んだ気分がするんだよね、いまの仕事。
僕から見たら目が点になるようなことが起きるんだけど、どうやら目が点になってる自分のほうがおかしいような気がしてきた。

トラブった相手に先日「ちょっと行き違いがあったかもしれないし、誤解を解きたいと思うのでお話できませんか」とメールした(こんなメール出したくなかったよ!)ところ、その3日後に「そうですね、時間をとってそうしましょう」と返事があった。それから1年以上の時が経過したけど、まだ実現していない。
こっちも面倒だから、もう放置しちゃってるけど、いいよね。

あー。
あー。
ムキー!

仕事で一番嫌いなのは人間関係のトラブルね。
そりゃ複数の人が同じ屋根の下で働いているんだから色々あるのは当然なんだけどさ、まず仕事が優先じゃん?

チームの一員だと思われてないかもしれないし、言い方悪かったかもしれないけど、思ったことを言うっていうのは間違っていない。そんなことも言えないのって、著しく業務効率を落としてるよね。いったいなんのために毎日がんばってるんだ。
仕事の関係ってさ、遊び仲間や友達関係や家族とは絶対に違うわけよ。

感謝の気持ちとか、敬意とか、連帯感とか、感情面で必要なことは色々あるんだと思うけど、自分の考えとしては何よりもまず約束したパフォーマンスを出すことが責任。
僕社員じゃないし、パフォーマンス悪くて契約切られちゃったら生活困るし。だから一所懸命やってるだけなんだけどな。人に嫌われるようなことしたら、損するのは自分だからね。業務で出すパフォーマンスをA社と約束(契約)してて、それでお金もらってんだよね。それは正社員でも契約社員でもバイトでも業務委託でも一緒なはずで、つまり仕事のパフォーマンスを向上させるために建設的だと思っていることを提案するという行動は、「支払ってもらう金額と等価の仕事を提供する!」という活動の一部である。手抜きで仕事してお金がもらえるほど甘くない。

仕事の効率を上げて成果を向上させるっていうことは、コストを下げて会社の収益を上げるということだ。

また、効率化によって恩恵を得るのは会社だけじゃなくて、一歩進んだ仕事をする余裕ができる。一歩進んだ仕事は楽しいし、効率がよければ時間に余裕もできる。すると、個人のライフワークバランスを改善することもできる。ライフワークバランスが良くなれば、生きることが楽しくなる。生きることが楽しくなれば、新しいことにチャレンジするエネルギーがわいてきたり、人に優しい気持ちで接する心の余裕ができたりする。

このようにして良い循環を作るために、ベストで仕事をする。大したもんじゃないけど、自分なりのベストをすればいい。

……なーんてめんどくさいことを考えながら仕事してるけど、たぶん伝わってないんだろうなあ。伝わってないのは僕のせいなんだろうなあ。

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