なぜ伝え続けるのか。
自分がかつてできなかったことが、できたという事実を伝えることは大事だからだ。
なぜ大事かというと、できるということを証明したいからだ。
なぜ証明したいかというと、世の中には、無理だと決めつけている人が多いからだ。
なぜ多いとわかるかというと、たくさん見てきたからだ。
言っとくけど僕は普通の能力の人だ。
いや、普通より悪いかもしれない。
僕はよく、自分がのび太みたいだと思ったものだ。
そんな言い方したら、のび太に失礼だけど。
僕より頭のいい人間なんて山ほど見てきた。
効率的になんでもこなせる人。先の先まで読める人。論理展開がうまい人。
僕より行動力のある人間も山ほど見てきた。
しかしこんな僕でさえ、ここまでできるんだよということを世の中に伝えたい。
なにが大事かって、自分が信じることを曲げないことだ。
そのためには、どんな手段をとることも、とらないことも辞さないことだ。
つまり自分を通す勇気だ。
学歴で言えば、僕は大学中退だ。
会社によっては、書類選考の前で、応募条件で突っぱねられる。
職歴で言えば、僕はジョブホッパーだ。
紙の履歴書になんて到底書ききれないくらい転職している。
面接で転職した理由をすべて聞かれたら、途中でめんどくさくなる。
そんなんいちいち思い出したくもない。
怠け者だ。
理想は高いくせに、どうにかして楽に結果にありつこうとする。
継続力もない。
一度躓くと、とことん落ち込む。
そしてやる気をなくしやすい。
感情的だ。
どんなに理詰めで言われても、感情を大切にするから、めんどくさい。
飛び込む勇気がない。
ほんとうに追い詰められて飛び込まざるを得なくなるまで、すべてを後回しにする。
失うのが怖い。
だからこそ、失うことを受け入れるようになった。
強欲だ。
世の中には欲しいものや、やってみたいことだらけ。
いいカッコしいだ。
かっこつけていいところを見せようとしてしまう。
スロースターターだ。
しかも、物覚えがめちゃくちゃ遅い。
あらゆることのコツをつかむのも、他人よりずいぶん遅い。
そのかわり、やると決めたらずっとやる。
面白いものは、やり尽くすまでやる。
リベンジすると決めたら、リベンジし尽くすまでやる。
勝つと決めたら、勝つまでやる。
自分で言っちゃうけど、僕は敵に回すと後悔するタイプ。
一度もらった恨みは、死んでも返す。
命よりも、リベンジのほうが大事。
しかも、可能な限りめんどくさい仕返しをする。
相手が、僕をいじめたことを死ぬほど後悔するようなやり方をする。
その方法を思いつくことにかけては、世界トップレベルだと本気で思ってる。
最近は滅多なことでは腹を立てないけど、
腹が立ったら最後、自分の中で筋が通るまで、最後の一本の歯が抜けても噛み付く。
すべての爪がひっぱがれても引っ掻く。
全身の骨が折れまくっても殴り続ける。
そしてそれを最大効果で出せるように、すべての知恵と経験とチャンスを使う。
そう考えると、僕はどうやら逆境に強いらしい。
人に蔑まれたり、無理だと決めつけられたり、キモいと言われたり、理解できないと言われるほど、ワクワクしちゃう。
そして心のどこかで思ってる。
「お前には理解できないんだろうな」
そんな僕でも、できないことはない。
漆黒の暗闇から、突然、明るいところに出てきてしまった。
いままで溜め込んできたダークなパワーが全部、性善説に基づいたポジティブなパワーに変換できることを知った。
僕のロールモデルは、デビルマンとか、阿修羅とか、スサノオノミコトとか。
昔からそういうキャラにゾクゾクするような憧れのようなものがあった。
世の中が決める「いいこと」も「悪いこと」も、全部やり尽くしてみるといい。
でも、したたかにやらないと、死んじゃったりするからね。
ほどほどに。そのへんは、野性が大事です。
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