シャンプーの嘘

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3年前に、シャンプーを使うことをやめた。
もちろん、トリートメントも。
それまで、結構いろいろリサーチしてきたつもりだ。

タモリも「お湯シャンプー」という名の下、シャンプーを使ってないらしい。
理美容界のプロにもいろいろ話をきいた。

自分を使って実験をした結果、わかってきたことがある。

まず、シャンプーは汚れを落とすためにほとんど役にたってない。
髪にべっとり工業油がついてしまったとか、タールがこびりついてしまったとかいうのならともかく、日常的な汚れ(ホコリ、分泌物など)は、お湯でしっかり落ちる。

だがしかし、ちょっとした落とし穴がある。
日常的な汚れのなかにも、不自然なものが存在する。不自然なものは、お湯だけでは落とせないことがある。それは、大きく分けて【外側からの汚れ】と【内側からの汚れ】に分かれるけれど、おおむね次のようなものだ。

【外側からの汚れ】

  • 自然界にはない油汚れ(たとえば自動車の排気ガスで極度に汚染された都会の大気、工場排気など)
  • 化学薬品、石油をベースとした人工的なコスメティックス(ヘアワックス、ヘアクリーム、ヘアムース、ヘアスプレー、香油、ハンドクリーム、フェイシャルケアクリーム、ハンドクリーム、合成石鹸など)

【内側からの汚れ】

  • 自然界にはないものを摂取した結果として汗や皮膚の代謝として分泌されるもの(たとえば合成香料、合成保存料、合成添加物、合成着色料など)
  • 継続的ストレスや栄養バランスが悪い等の原因で臓器が正常に機能していない結果として分泌異常したもの

上記のような不自然な汚れを抱えていると、頭皮や髪にこびりつく汚れを頭皮の汗腺から分泌してしまったりする。しかし分泌物よりも大きな問題は、匂いだ。分泌異常がもたらす異臭。

自分も一時期、なにかが酸化した匂いに困らされたことがある。
加齢臭という言葉もあるように、年をとるといろんな体臭が出るというが、これは実は解決可能である。
体内に入れるものと、入れたものの処理システム(臓器のはたらき)を正常化すれば、必然的に出てくるものも綺麗になる。
年配になるほど匂いのトラブルが出やすいのは、古い下水管と同じで、長年の汚れが溜まって、全体の処理能力が落ちてしまっていたり、溜まった汚れそのものが悪さをしていたりする。

  • 汚れたものをなるべく摂取しないこと。
  • 汚れを排出すること。具体的には、代謝を高めて日常的な排出能力を高めること。それから、定期的なデトックスによって普段の生活では排出できない汚れを出してしまうことも有効)
  • 汚れたものを排出する能力を高めること(内臓機能を高める、つまり代謝を上げる。運動や心身状態を良くするなど、さまざまな方法がある)

現代人は、わかっててもやめられないことが結構たくさんある。
わかってないこともある。常識に縛られて。

シャンプーを使わない生活って、そんなもの信じられないという人もたくさん見てきた。
「絶対くさくなるでしょ」の一言でおしまい。そういうことは、よくあります。

シャンプーをやめる過程で、ひとつ大事なことがあります。それは、効果が出るまで時間がある程度かかること。

なぜかというと、シャンプーを使っていることによって、必要以上に頭皮や頭皮の油分などが洗浄されてしまい、頭皮から余計な分泌(漏れてる状態)がとまらなくなってるから。頭皮は炎症に近い状態で、漏れるべきでないものがたくさん漏れてる。
髪をブリーチしたときに、頭皮が弱い僕は翌日たいへんなことになりました。頭皮から透明の液体がたくさん出てきて、膿んでる状態に近かったと思います。毎日シャンプーを使う人の頭皮は、それに近い、ただしもっと軽症な状態が続いているということです。

なので、頭皮が修復するまで、頭皮や髪が臭かったり、サラサラにならなかったりします。
また、食生活などの体内摂取が乱れたままだと、分泌系の異常が続くため、これもまた失敗の原因だったり。

個人的にはあまり気にしないで2週間くらいやれば、たいていの人は落ち着くと思ってますけどね。

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