急性心筋梗塞

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昨日の朝方4時ごろ、
PCで作業をしてました。
突然胸ぐらを掴まれるような痛み。

なんじゃこりゃ!?
風呂入ってもロキソニン飲んでも消えない。横になってることもできない。
けっこう痛いし、冷や汗が出る。
色々と試しながら2時間くらい経つ
痛みは和らがない。

こりゃもう、救急車しかない。
たまたま母が泊まりに来てたので、起こして事情を話す。
呼吸が苦しい。
会社辞めてからお金なくて国保も未加入だったよなーとか、色々と頭をよぎる。

救急車の中で、何度か意識を失いかける。
真っ白の光に包まれていく。
心電図からは不整脈のアラームが繰り返し響く。あ、痛みと連動してる…。

全身に入ってる力を抜いたら楽になるかと思って試そうとしたけど、力抜いたら死ぬわコレ。ってなった。

受け入れ先の病院が決まらず、救急車が道端に止まる。

右に行けばNTT病院、左に行けば昭和大学病院です、と救急隊員の会話が聞こえる。

車内に広がる軽いいらだち。

救急車内の電話が鳴る。

「林さん、昭和医大に行きますからね」
「もうすぐ着きますよ」
「今敷地に入りましたからね」
逐次、声をかけてくれる救急隊員の方。

周囲の騒がしさとは裏腹に、心の中はとても平安だった。
いつもの朝と変わらない。
起きたときに、「あ、今日も命をいただいたんだなあ」と感じながらベッドメイクする毎日と変わらない。
ただ一つ違うのは、
もしかして今日が最後の日かもと言うリアル感だけ。

急性心筋梗塞。
緊急手術。
冠動脈に血が通った瞬間、痛みが和らぐ。呼吸も楽になる。

左前下行枝(LAD)の根元が完全に詰まってたそうです。
ステントが入ったので、大嫌いな薬をこれからは毎日飲み続けないといけない。
壊死した心筋細胞は元に戻らないので、今後の生活指導もしていただくことになります。

父方祖父が脳溢血、父が脳梗塞、父の弟が心筋梗塞をやっている。

20代、30代の頃は激務だらけで、月の勤務時間が450時間を超えるとか、会社泊まり込みとか当たり前のようにやってた。その頃、僕はきっと若いうちに体にガタが来るだろうなって覚悟してた。

おまけに外食だらけで、タバコも吸う。

3年ぶりに血液検査された。
尿酸値異常(知ってた)
かなり重い糖尿病だそうです。
インシュリンの一歩手前だって。
コレステロールや中性脂肪も。

今まで体を酷使してきた結果です。

医師や看護師に、かなり詳細に生活面のヒアリングをされた。

あらゆることがギリギリの中で決断し続けてきたから、ストレスがないなんて言えない。

けれど僕はいま、やりたいことやってる。
死んでも悔いはない。

ただ、倒れる前日に
かなり真面目にタバコやめたいなあって思ったんだ。
それが叶いそうです。

今はまだ集中治療室にいます。
もうすぐ一般病棟に行けそう。

術後、CCUにて

コメント

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