Q3のやりかた

この記事は約3分で読めます。

Q3の仕事のやり方は従来の企業とは異なるため、エンジニア向けのガイドを作成している。

今後、Q3では複数のプロジェクトが並行することになる。そこに参加するために出社は不要だ。インターネットに接続できる環境とQ3のノマドネットワークに接続できる端末さえあれば、世界中どこからでも仕事をすることができる。

仕事を構成するコンピュータもホラクラシーで、人もホラクラシー。これがQ3で活動する上で重要な自由を確保するための基盤のひとつだ。

実稼働環境を支えるサービスコンポーネントは仮想化に頼らず、SBCの性能で賄えるサービスはすべてシングルボードで動作させる。RBP 4Bが技適に通って国内流通すれば、今よりもさらに多くのサービスをマイクロ化することができる。

すべてのサービスコンポーネントはPhase 1ではansibleを使用して構成管理される。Phase 2では構成管理ツールを必要とせず、互いに通信して状態確認し、各コンポーネントが独立して判断して構成が動的に変化する仕組みになる。

これらの構成のプロトタイプは現在、本社(自宅)で稼働中だ。実際には上図よりも多くのモジュールが稼働している。これを最適化してひとつのネットワークパッケージ化したものを、推奨構成バージョン1とする予定。

推奨構成はQ3でエンジニアとしてプロジェクトに参加するために必要だ。担当する役割によって構成を自由に変化させられるところがポイントで、最小のコストで効果を得ることができる。

現在関係している既存テクノロジーのうち、代表的なもののロゴ一覧。Q3においてコンサルティング・プロジェクト管理・エンジニアリング・プリセールス・トレーニング・サポートなどすべてのフェーズにおいてこれらの技術の理解を前提とする。エンジニアじゃなくても学べば誰でも理解できる。

使用するOSは実構成に利用するものはRaspbian, Debian, Ubuntu, CentOS, FreeBSDがメインになる。なぜならフリーでオープンだからだ。少なくともこれらのOSの特徴の違いについて把握することと、インストールから環境設定までは誰でもこなせるレベルになることが求められる。

個人が利用する端末はもっと自由度が高く、Q3で利用するソフトウェアやサービスを動作させられることと、ライセンス違反をしないことを前提に好きなOSを選択してよい。

クラウドストレージは外部のサービスを使わず、各自がNextCloudをホストし、共有し合う形をとる。Gitのリポジトリは共有サーバを利用することができる。コミュニケーションツールはチャット関連は現在Slackを利用しているが、これも近々オープンソースソフトウェアに代替させる予定。スケジュール管理はGoogle CalenderでQ3のアカウントのものを共有している。タスク管理はTrelloを使用。プロジェクト管理はRedmineを導入予定。音声通話やビデオ会議はHangoutsを使うが、現在企画として上がっているB事業でのストリーミングTV機能を実現する際に開発するアプリケーションのコードを利用して自前のサービスに移行できる目論見。

十分に収益が得られたら、本社にディープラーニング用のGPUを揃えていきたい。また、製品開発用の電子機器や工具も少しずつ揃え始めているが、そのうち作業用のスペースが必要になるだろう。3Dプリンタが欲しい。

コメント