臨死体験の研究

この記事は約3分で読めます。

臨死体験(りんしたいけん、Near Death Experience)は、文字通りに言えば“臨死”、すなわちに臨んでの体験である。英語ではNear Death Experienceと言い、日本語では訳語が「臨死体験」以外にもいくつか存在している(→#名称・訳語)。

今までの調査を概観すると、心停止の状態から蘇生した人の4〜18%が臨死体験を報告する[1]。現在では医学技術により、停止した心臓の拍動や呼吸をふたたび開始させることも可能になったため、心肺止から蘇生する人の数は過去に比べて増えている[2]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E6%AD%BB%E4%BD%93%E9%A8%93

臨死体験のパターン

臨死体験には個人差がある。ただ、そこに一定のパターンがあることは否定できない。

Wikipediaにあるパターンが自分の経験とどれだけマッチするか。

  1. 死の宣告が聞こえる 心臓の停止医師が宣告したことが聞こえる。この段階では既に、病室を正確に描写できるなど意識が覚醒していることが多い
    →なし
  2. 心の安らぎと静けさ 言いようのない心の安堵感がする
    →あり
  3. 耳障りな音 ブーンというような音がする
    →なし
  4. 暗いトンネル トンネルのような筒状の中を通る
    →なし
  5. 物理的肉体を離れる 体外離脱をする
    →あり
  6. 他者との出会い 死んだ親族やその他の人物に出会う
    →なし
  7. 光の生命 光の生命に出会う。や自然光など
    →あり
  8. 省察 自分の過去の人生が走馬灯のように見える。人生回顧(ライフレビュー)の体験。
    →なし
  9. 境界あるいは限界 死後の世界との境目を見る
    →どちらかといえば、なし
  10. 蘇生 生き返る
    →あり

比較的に文化圏の影響が少ないと考えられる子供の臨死体験では「体外離脱」「トンネル」「光」の三つの要素が見られ、大人よりもシンプルなものであると報告した研究もある[17]

臨死体験後に起きる変化

ケネス・リングやシェリー・サザランドの研究によると、何割かの臨死体験者は、体験後に「他人への同情心が深まり、他人の手助けをしたいという願望が強まった」と回答している[17]。体験前は粗暴で暴力的であった人物が、臨死体験後は他者につくす献身的な人格に変わるという例もある[11]

ケネス・リングは臨死体験者に起こる変化を以下のようにまとめており[25]、レイモンド・ムーディもほぼ同様の報告をしている[26]

  1. 【人生への評価】 何気ない会話、行動、自然など、日々の生活にある《当たり前のもの》を評価するようになる
    →あり
  2. 【自己受容】 他者からの評価を気にせずに、ありのままの自分を認められるようになる
    →あり
  3. 【他者への気遣い】 他者への思いやりが増大する
    →あり
  4. 【生命への尊敬の念】 特に環境問題や生態系への関心が強まる
    →あり
  5. 【反競争主義】 社会的な成功のための競争への関心が弱まる
    →あり
  6. 【反物質主義】から【精神性への移行】 物質的な報酬への興味は薄れ、臨死体験で起きた精神的変容へ関心が移行する
    →あり
  7. 【知識欲求】 精神的な知識への強烈な渇きを覚えるようになる
    →あり
  8. 【目的意識】 人生は意味に満ちており、すべての人生には神聖な目的があるという意識が育つ
    →あり
  9. 【死の恐怖の克服】 死への恐怖は完全に克服される。死のプロセス自体への恐怖は残る傾向もある
    →あり
  10. 死後の世界の確信】や【生まれ変わりの存在についての肯定的な信頼】が育つ
    →あり
  11. 【自殺の否定】
    →あり
  12. への信頼】
    →あり
  13. 【自己超越】 小さな自己という殻を破り、宇宙全体へと開かれていく心の成長をのぞむ
    →あり
  14. 【サイキック現象】 ヒーリング予知テレパシー透視などの体験が数多く起こることが確認されている
    →あり

コメント