荒川universe

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qube cafeで、荒川universeという活動が始まった。

最近のqube cafeでは僕がトリガーしなくても様々な動きが始まっている。それから、嬉しいことがあった。初めて知り合った方が既にqube cafeを知っていたのだ。

草の根からはじまったこの活動はいま、クチコミだけで広がっている。

社会運動はプロパガンダから起こすことはできない。僕はいま、日本人であり、会社経営者であると同時に、社会運動家だ。この流れを止めることは誰にもできない。僕はここに至るまで、様々なファクターを分析し、可能性とリスクを検討し尽くし、それを実証するために活動し、結果を得てブラッシュアップすることを繰り返してきた。

荒川universeは、いのちの公平性を体現している。世の中には人権運動、LGBTQ+など、さまざまな試みが起きているが、何よりも重きを置くべきなのは想いを言葉にすることよりも、実際に行動することなのだ。

人口20万人を超える東京都荒川区で、さまざまな生き方をしている人々がいる。いったい今、何が起きているのか。それを繊細かつ大胆なビジョンで世の中に示すのが、荒川universeの芸術活動だ。そこに提示されるものは美しいものと醜いものが複雑に交差しているはずだ。どちらも欠かせない。美しいものは共感を呼び、醜いものは変革への足がかりとなるのだ。

qube cafeには様々な想いが込められている。qube cafeがこれから社会で担う役割は、ひとつではない。実に様々な要因や状況を美しく昇華させるための設計をした。それらは価値だ。価値が実現する前に語るなどという野暮なことはしない。

qube cafeの役割のうち、ひとつ実現が見えてきたものを紹介しよう。

世の中に、「生業(なりわい)の選び方」のオプションをひとつ追加する。qube cafeには、「常識的な社会人」の枠からはみ出しながらも可能性と能力に満ちた人々が集っている。そして同時に、想いを実現するために命をかけている本物の経営者も集いつつある。この2つのグループをマッチングしたら一体どういうことが起きるのか、想像してみていただきたい。

友人がたくさんいる。その友人たちのすべてが、それぞれ特定の分野でプロフェッショナルで、正直者で、志がある。僕はこの繋がりそのものを「価値」だと思っている。それは独り占めすべきものではない。共有していくからこそ、さらに大きな価値となっていく類のものだ。

世の中の会社の多くは「書類選考」や「面接」で人を探す。世の中の個人の多くは「履歴書」と「面接対策」で職を得る。僕はこのやり方では理想的なマッチングができない現実を何度も見てきた。また、IT企業の経営者としてこれから仲間を探していく側となり、書類選考や面接はやりたくなかった。

書類や短い面接で、相手を理解することはできない。qube cafeは、志ある個人と個人をつなぐ場だ。お見合い結婚のような就職斡旋機関ではない。僕のたいせつな友人が志をもって何かにチャレンジしている。一方で、人生を懸けることができるほどの志を持てる活動を求めているたいせつな友人がいる。そんなふたりが、qube cafeを通じて上下関係もなく腹を割って関係性を始めたらどうなるか。そこには可能性がある。

qube cafeは実際にこれを実現しつつある。

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