古代の日本を歩く。
因幡国から伯耆国を抜けて出雲国へ。明日は石見国も。
大国主命はいったい何を思いながらこの海を眺めただろうか。
ここは縁結びと地。
鬼太郎、名探偵コナン、遥かな街へ。漫画による町おこしは空港の名前にまで反映されている。
足立美術館は正直あまり感じ入るものがなかった。それどころかちょっと問題があった。(これで母とまた車中喧嘩をしたw)
少しずつ出雲が近づいているのを感じる。
素戔嗚尊とも深い繋がりのある土地だ。
八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を
そしてとうとう出雲に踏み入る。
古事記における最大の謎、国譲り。
実際にそれは、ここで行われたのだ。今から2500年以上前の話とされる。
出雲大社の素戔嗚尊に奉納するために稲佐の砂を集め、ふと空を見たら陰陽真っ二つに割れていた。
こんな空を見たのは初めて。
やはりだ。しっかりと徴しが現れる。胸が熱くなる。
縁結びの神様と縁切りの神様は表裏一体
縁の結びと開き(縁切り)はどちらも同じ現象の違うベクトルを分けて表現したにすぎないので、片方だけを欲することは節理に矛盾する。
縁切寺に行っても切れない関係は切れない。それはきれない縁があることを証す。
縁結びに行って別れが訪れたのならばそれもまた縁。どのような縁であるのかはケースバイケース。受け止めるものにしかわかり得ない。
縁と偶
ひょんなところから人と人は知り合い、思いもしないような展開をしていく。これが生きるということで、避ければ不遇。
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