YouTubeを自動再生したまま昼寝してしまって、目が覚めたらこれが流れてた。
はじめはボーッとしながら見てたんだけど、だんだん、これって……なんか大切なものがたくさん詰まってる動画だって。
★楽しそう
そーなんだよ。仕事とかオタクとか関係なく、僕らはいつだって目の前にあるコンピュータに夢中だったし、もし夢中になれてない人がいるなら、なにかが普通じゃなくなってるってことなんだ。
学校の勉強だってこうやってワクワクやってるときは、最高の時間だった。
ワクワクを忘れた人は周囲を犠牲にしちゃだめだし、ワクワクしてる人はそんなロボ人間の犠牲になってしまってもだめだ。
もちろんそこには僕らの周囲にはいつも、「君たち好きだねえ」と感想を述べて別の楽しいことに没頭してる(たとえばサッカーとか数学とか木登りとかゲームとか)人たちはたくさんいたってことを、忘れちゃいけない。
誰だって、自分のやりたい分野において自分たちはいつだって最高なんだ。
★課題解決のプロセス
この動画ではApple IIで3D演算をやるために必要な計算をどうするかというシンプルな課題にチャレンジしてるわけだけど、単なる「○○言語でロボットを動かしてみよう」とは違う。
事前に用意された正解にアプローチできるようになることを「プログラマー」と呼ぶのならば、
事前なにも用意されていない課題解決は「ハッキング」と呼ぶのが相応しい。もちろん悪い意味でのハッキングではない。由緒正しいハッカー文化のそれだ。
学校の勉強もそうなんだよ。
いくら先生方や大人が「理解への最短経路」を議論しあって、最高の教育カリキュラムができていったって、それは所詮、大人側の事情なんだ。
解決策を与えるのではなくて、
解決策を考える環境を与えるのでもなくて、
リアルな課題をぶつける。
ときには先生ですら解決できない問題に
果敢に挑む。
その成功を得たときの達成感。
子供をなめてる大人は馬鹿だ。
それからな、こういった至高の楽しみを「漏れなく万人に提供する」なんて無理だって。そんな簡単なこともわからないのだろうか。
人間の好奇心は多様性そのものだ。
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