ChatGPTに2日ほど触れてみて図らずも見えてきたことは、昨今議論されている
- ロボットやAIは人間から仕事を奪うのか
- もしそうだとしたら、それはどのような形か
人間同士で仕事をするときにある
「信頼関係」
「能力評価」
「責任委譲」
のあり方と非常に近い。
また依頼側の言語力、論理的表現力も大きく影響する。
これも対人間と同じだ。
自動車に例えると、
トヨタの車を買って、それがきちんと動作するかどうか隅から隅までチェックしてから運転しますか? チェックしないとしたらなぜ? 無名の新興メーカーの車ならどうですか?
ということです。
そしてまた、車を運転する人は車がどうして動くのか原理を理解する必要はないけど、自動車のメカニックや自動車を作る人たちは理解している必要があるということでもあります。
AIにしろレガシーシステムにしろ、それは変わらない。
専門家が担保すべき責任はより重くなり、専門家が知っておくべきことも増えていく。
社会全体で捉えると、作る側と使う側の溝はどんどん深くなっているという表現もできる。
以前から述べている、技術的課題が倫理的課題にシフトしていく社会というのは具体的にこういうことだと思う。
そんな社会において、様々な現代の歪みの影響が現れるのは時間の問題だと思います。
知とは何かという課題。
単なる知識を蓄えることには価値がなくなる。
模範解答はAIがやれる。試験における模範解答とは、限界のある与えられた条件の中で適用される優等生的な回答のこと。
知識の積み重ね「だけ」で智慧は生まれない。
智慧とは何かを個人が定義して、それを指針にする時代。
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