新ヤッターマンに失望

芸能界、音楽界、アニメなど、リメイクとか復活とか、多すぎでしょ。
ほんと頼むから自重してくれ。
X Japanも頼むから出てこないで欲しい。まして、日本を飛び出してアジアでコンサートやるなんてありえねえ。せめて日本の過去を懐かしむファンたちを満足させるにとどまってほしい。

ある程度のファンが見込める＝楽に儲けられる、って論理なんだよね。

リメイクがひどいクオリティなんていうのはもう今じゃ常識で、それは前作にリスペクトがないとか、前作を越えなきゃ作る意味がないとか、そんなスピリットが製作者に無いんだろう。

いままでのリメイク失敗作品の数々を見ていると、思い切って「すべて」入れ替えてしまったドラえもんアニメの潔さこそ正解だったように思えてくる。

タツノコプロのファンとしては、タイムボカンシリーズが現代の子供たちに広まるのは素敵なことだと思った。

しかしヤッターマンの第1話を見て、がっかりした。

ヤッターマンを子供の頃に見てた人ならほとんどみんな、主題歌が、心に焼き付いてると思う。

インパクトあった。

なんじゃ、新ヤッターマンの歌は。寂しくなっちゃうよ。

アニメの構成、シナリオのクオリティ、メカデザインのバランス、どれもダメだ。

しかも最悪なのは、部分部分で過去のヤッターマンのツボを押さえていると見せかけ、ヤッターマンの雰囲気を全然理解していないことだ。

タイムボカンシリーズの、「かっこ悪いけどかっこいい」

これが理解できない人に作らせちゃだめだ。

悪役の声優が昔のまんまだとか、「豚もおだてりゃ木に登る」とか「ドクロ状のきのこ雲」とか、要素のひとつひとつは再現されてても、組み合わせたらもう最悪。

ケーキを作ろうと思って、小麦粉と生クリームとイチゴを買ってきたんだけど、

出来上がったのは、イチゴ味のうどんでした！

みたいな。

あーあ。

旧ヤッターマンを見ていない世代の人は、ぜひ見てください。おすすめしますよ。