Danzigと書いて、ダンチヒと読むかダンジグと読むか。
この読み方で、その人の趣味がちょっと分かる。
ダンチヒ(ドイツ語読み)と読む人はきっと、競馬ファンなのでしょうね。
→Wikipedia「ダンチヒ(競走馬)」
うずらはそっち方面まったく興味ありませんので、ダンジグのほうの話です。
グレン・ダンジグ(Glenn Danzig)というミュージシャンがいます。彼はいまDanzigという自分のバンドで活動していますが、のちに伝説のバンドとなるMisfits(ミスフィッツ)のボーカルでした。
パンクやヘヴィメタ、ハードロック好きなら知っている人もいるかも。あと、「Less Than Zero」という映画の挿入歌も歌っているので、そっちで知ってる人も、ほんのちょっとだけいるかもしれない。
ともかく、うずらにとってダンジグは、思い入れの深いミュージシャンです。
パンクといえばMisfits、Samhain、Danzig。
この3つはどれも、このグレン・ダンジグがボーカルをつとめたバンドです。
このロゴのついたTシャツなら見たことがある人も結構いるんじゃないかな。最近までよく見かけたし。
Misfitsは1977年から83年までの6年間活動したパンクバンドだ。雰囲気はおどろおどろしく、世界初のホラーバンドとも言われてる。
うずらがこのバンドに出会ったのは1989年。当時アメリカで高校生活していたんだけど、もちろんMisfitsはもう活動していなかった。パンクやメタルに傾倒していた当時、ダウンタウンの音楽ショップでMisfitsのカセットテープ(当時アメリカではまだCDはそれほど普及していなかった)を探すのが週末の楽しみだった。
Misfitsのアングラでの人気は当時凄いものがあって、「知る人ぞ知る」って感じはあったけど、カセットテープ版のアルバムですら、入手困難なものはガラスのショーケースに入れられて、ものすごいプレミア価格がついていた。
ちなみにこんなベビー服もあるぜww
日本では1995年に再結成してからMisfitsを知った人のほうが多いようだ。というか再結成したバンドであることすら知らない人がいてショックだったぜw
1983年に解散後、グレンが"Misfits"という名前の権利を持っていたため、なかなか同名で再結成できなかったので、権利をめぐって裁判が10年も続き、再結成が遅くなったのだ。
しかし、グレンが抜けたあとのMisfitsになんて興味は無い。
Misfitsが音楽界に残した影響力はとても大きかった。
解散後も、スラッシュメタルの重鎮 Metallica や、ハードロックの大御所 Guns N' Roses が Misfits のカバーを出したりして、その人気は上がっていく一方。
とにかく凄かった。一時はMisfitsのロゴを見て「メタリカだ」なんていう奴までいた。
グレン・ダンジグはMisfits解散後、Samhainというバンドを経て、彼の名を冠したDanzigというバンドを結成する。
当時のうずらがどれくらい彼の音楽に傾倒していたかというと、Misfits、Samhainのアルバムは、再結成前のものは全部持ってる。(カセットテープだけどw)DanzigのCD、ライブビデオ等も多数。帰国した直後、アメリカの友人たちがDanzigのライブに行ってきて、すごくうらやましかったなぁ。あとで彼らが送ってくれたライブチケットの半券と写真は、いまも大切に保管してある。
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