何が信用ならないか。過去にあった様々な公害、サリドマイド、薬害エイズなどワクチンや薬剤の予期せぬ副作用等で起きた問題、広島・長崎の原爆被害者の問題、福島第一原発その他における放射線被曝者の問題など、あらゆるところで政府や行政にとって「不都合な」認定については、例外なく「認定可否の調査に消極的」「訴訟による長期化(つまり非認定側に立つ)」「認定後も認定基準について係争」「二重認定による被害者の認定却下問題」「関連起業の非協力による妨害あるいは妨害に近い行為」など、あらゆる手段をもって経済的負担から逃げるための措置を惜しまない、加害企業と国のマインドセット。
そして今回のコロナにおいて不審であり、説明されていないことは、通常であれば認定に消極的である国が、積極的に認定しているという事実である。その積極性はいったいどこから来るのか。それは、ワクチンである。ワクチンの目処が立つ前の2020年当時においては、日本はPCR検査の普及で大幅に遅れをとっていた事実は皆さんの記憶に新しいはずだ。検査を行わなければ見かけ上の陽性患者数は当然ながら少なくなる。当時の政府がコロナ患者数の実態調査に積極的にならなかったのは、対策が無かったからである。
現状打開の頼り綱のようにも見えるワクチンが登場し、接種可能になった2021年からこの状況は一変する。PCR検査が安価かつ容易に受けられるようになり、当然ながら見かけ上の陽性患者数は増えた。しかし新型コロナ登場以来、わたしたちは実際の新規患者数が増えているのか、減っているのか、把握したことは一度もないという事実を忘れてはならない。
さらにワクチンについてだが、新型コロナワクチンはmRNAワクチンという、人類がいまだかつて使ったことのない新しいタイプのワクチンであり、正式認可されていない。アメリカ合衆国など新型コロナウイルスによる多くの患者(死者)が発生している国においては、背に腹は代えられないということで特例的に認可された。日本においては死者数の割合など状況が他国とは全く異なるのにもかかわらず、過去の日本政府らしからず、特例認可という形で接種可能な状況になかば強引に持ち込まれた。なぜ政府はここまで急いだのか。理由は、1年延期された東京オリンピックだという答えに至るのは難しくないだろう。オリンピックを開催しないことにより失うカネと、ワクチンによる積極的予防措置を実施することにより失うカネを天秤にかけないはずがない。結果、ワクチンは厚生労働省によって特例承認された。特例承認というものは本来、「状況が状況だけに仕方なく(通常プロセスを介さず)承認する」というスタンスのはずだが、おかしなことに接種対象年齢を広げようとしたり、ワクチン接種をどんどん進めていく強い力を感じる。ワクチン接種をしていない国民が槍玉にあげられつつあるのが現状なのだ。
ここで問いたい。新型コロナウイルス感染症への感染および発病の認定については、PCR検査の発明者であるキャリー・マリス博士が「不適切であり、コロナ感染の判定に使うべきではない」と断言しており、その論理的根拠も具体的に示されていたのにもかかわらず、PCR検査という不備の道具を使って次々と認定しようとしている。しかもこの流れは、オリンピック開催の危機と、ワクチン登場、そして新株のクローズアップとリンクしている。
病や災害の対策において、わが国の行政は常に消極的であった。なぜ新型コロナにおいてのみ積極的に動きがあるのか? 答えはやはり、カネである。国民の安全保障や健康のためではない。
厚生労働省による従来の承認プロセスを経ていないワクチンを国民に打たせようという流れが強い。行政が無責任であるのか、カネにこれほどまでに弱かったのか、原因はともあれ、厚生労働省はその役割を果たしておらず、骨抜きになっている証拠である。オリンピックが終わり、パラリンピックも終わろうとしている今また、「コロナ継続による経済的打撃(税収の低下)」と「積極的コロナ対策によるコスト」を天秤にかけられたのだ。
我が国の行政・政治的判断は、民主主義ではなく現代資本原理主義に陥って久しいということを、わたしたちは忘れてはならない。
そしていま多くの人が、「安易に」あるいは「悩んだ末に」接種の決断をしている新型コロナワクチンは、打ちさえすれば安心というものではない。
- ワクチンの効果は90%を超えると報道されたが、それが持続するのは6ヶ月程度という見込みが見えてきた。その見込みを支える効果の落ち込みもデータに現れてきた。面倒なのは、さまざまな関連企業や関連組織、独立性を確保して客観性を期待されている監視組織ですら、その事実をそのまま伝えていない可能性があること。
- ワクチンの副反応・副作用は、接種直後だけでは判断できない。また、自覚症状のない副反応・副作用については、闇の中にある可能性が高い。とくに精神的作用についてはいくつもの報告がWeb上で散見するが、証明が難しいが故に軽視される傾向がある。
- ワクチンは今後現れる変異種に対して効果がない可能性は高く、現在確認されている変異種においてもその効果が期待を下回っている報告がある。
その先の問題
多くの市民に反論されたり馬鹿にされることが多い話だが、この新型コロナウイルスが兵器である可能性について、わたしは真面目に考えている。根拠はあるが、この話を書く勇気がまだない。ひとつだけ述べるとすれば、わたしはサイバー戦争(インターネットを介した世界規模の攻撃・防御・報復システム)の存在を経験上肯定する。
もしも本説が真であるとすれば、わたしたちはワクチンの適用において大きな間違いを犯していることになる。なぜなら日本は対象国ではないからだ。わたしたちは過度に恐れ、大きな財産と、健康をリスクに晒してしまっている可能性がある。
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