旧友からの連絡は嬉しいなあ。
5年前に辞めた某企業で苦楽を分かち合った仲間。
僕が離婚してまもなく、苦しみながら某プロジェクトをやっていたとき。思えば当時の自分は苦しんでる自覚なんて全く無くて、普通に仕事できてると思ってた。後になってチームメンバーに、「林さんあの頃たまにパソコンの前で数分間フリーズしてましたよ〜」なんて笑いながら言われてビックリ。追い詰められてる時に自覚するのってなかなか難しいものだなと思った記憶。
上司が僕を見かねてインドのオフィスから呼んできたのが彼だった。
頭脳明晰でハートも熱く、ポジティブで明るくて、すぐに意気投合した。仕事以外でも関わるようになり、あちこち連れ回して美味しいものを食べたり美しい景色を見に行ったりした。仕事とプライベートを分ける僕が、自分のパートナーを紹介した数少ない同僚のひとりだ。
とにかく彼には救われた。ダメになってしまっていた僕を完璧にバックアップしてくれた。
僕がその会社を辞めるまでのエピソードも全部知ってる。とにかくあれは大変だったんだ。今となっては抱腹絶倒のネタ話だけど。僕は昔からアホなのである。
そんな彼は僕の退職後、激務で有名なプロジェクトに参加した。
連絡を取り合ってもなかなか会えず、会う約束をすればいつもドタキャンだった。色々と伝えたいことをグッと堪えて、『奴も奴なりに目の前の課題に全力で取り組んでいるんだ、いつか落ち着いたら必ずあちらから連絡が来るさ』と信じてはや5年。
日本に帰ってきただと……? インドにいたのか? 帰省してたのか、それともインドにまた拠点を移していたのか?
ともかく、連絡があったのは嬉しいことだ。
今日もいい日だ。
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