昨日は 栗原千鶴子 さん、 石井康嗣 さん、Mami Bani さんと共に、長野県の諏訪大社を参拝してきました。
諏訪大社は信濃國一之宮、神位は正一位。長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。
上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮。
全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされています。古事記では国譲り神話と関わりがあります。国譲りについては様々な解釈や推察がありますので、ご興味があればぜひ色々な文献に触れて、古代の日本でいったい何があったのか、想像を膨らませてみるのも楽しいですよ。
【参考】
日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。
諏訪大社といえば「相撲の発祥」「白竜蛇神」「御柱祭」「上社と下社の敵対した歴史」など、心をかきたてるエピソードに事欠きません。
諏訪大社には、本殿と呼ばれる建物がありません。代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しております。
春宮の境内を歩いていたら、地元のおじさんに声をかけていただきました。そして、さまざまなエピソードを楽しく教えていただきました。
春宮と秋宮の関係が垣間見える記事:
諏訪大社の神紋は梶の木。
上社の神紋は根が4本でで、下社は幹からまっすぐ根が伸びて5本で区別されます。
今回僕が諏訪を訪れたのは思いつきや偶然ではなく、流れがあります。これまで世界中の数多くの地を、説明できる理由もなく心に導かれるままに参拝してきました。
諏訪の名は数年前から心に引っかかるように存在していたのですが、訪れる時期が見えず、成すがままにしていたのです。
昨日ようやく参拝を実現することができて、一夜明けていま、なぜこの時期だったのか、そして何のために呼ばれていたのか、自分なりに納得できる答えを得ました。
海や山のような大自然に触れるとき僕はいつもその景観こそが己の魂の鏡であると感じてしまいます。神社はそれをわかりやすく示してくれる存在です。境内にある鏡はそれを比喩していると思います。
現世は自分の内なる世界の投影。お天道様から隠し通せるものは何ひとつありません。だからこそ僕は海に惹かれ、山に惹かれ、神社に惹かれるのだと思います。己を知るために必要なことは誰かのアドバイスや教科書ではなく、己と向き合うという困難きわまりない「道」を究めることだと思います。
何があってもそれはご縁だと思えば動じることもなくなります。
昨日もまた、とても楽しい時間をいただきました。
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