エコシステム

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己のエコシステムをどの規模に設定するのか、とても大事なこと。

なんでそんなことを思ったのかというと、僕の人生のテーマのひとつである、『自立』についてさまざまな人たちとの関わり合いの中で新たな視点を得ることができたからです。

自立とひとことで書きましたが、その言葉は実にさまざまな状況に適用されます。

親子の自立。生活の自立。経済の自立。高齢者の自立。障害者の自立。サラリーマンの自立。フリーランサーの自立。アーティストの自立。経営者の自立。企業・組織・団体の自立。国の自立。人類の自立。

己にとって今向き合っている『自立』がどういったテーマなのか、何からの自立なのか、なぜ自立を要するのか。

最近よくあるのが、下記のような課題において、必要とされるスキルや経験を勘違いなさっているケースです。

⭐️専門技術を身につけて経済的な自立

知識をたくさんつければ自立に近づくと勘違いしている人が実に多いです。自立という文脈において、経験の伴わない知識は、はっきりと申し上げて、ゴミです。頭でっかちです。
知識欲が満たされれば人生上々だとしても、経済的自立の維持なしでは知的活動も維持できません。そこが繋がれば、興味のなかった自立に興味が湧きます。また、自分以外に守るべき対象が生まれたときにも自立は大きなテーマになります。
この場合、エコシステムは自分ひとりです。

⭐️企業勤めからの自立

組織というものはあらゆる活動が部品化されており、その一部を担う人がたくさん集まることで全体の自立を可能にしています。銀河鉄道999のラストで、機械の身体を得るためにアンドロメダに辿り着いた鉄郎が、巨大な機械惑星のネジになることを拒み、生身の身体のまま故郷に帰りました。
巨大なエコシステムから独立するということは、今まで人にやってもらっていたことをできるようにするということです。これもエコシステムは自分ひとりです。

足りないものを得るためには、今まで通りのやり方ではうまくいかないという事がわかると思います。なぜうまくいかないのか、理由は一つではありませんが、己が今課題にしているエコシステムの完成形に意識をフォーカスすることは、活動の起点としてとても重要なことです。

組織や法人の経営はさらに大きなエコシステムになりますので、難度は当然上がります。

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