3人でささやかなクリスマス。
オニオングラタンスープを作ったよ。
クリスマスが何の記念日なのか知らない人も結構いるんだってさ!
それじゃハロウィンとかイースターのこと知らない人は、もっとたくさんいるのかもね。
……なーんて話は置いといて。
カトリックの幼稚園に通ってた頃、イエス・キリスト誕生のお話を演劇でやったのね。厩で生まれたキリストを東方から3人の博士がお祝いしにくる、その博士の1人を演じました。
O.ヘンリの「賢者の贈り物」って物語が好きです。
⭐️⭐️⭐️
【あらすじ】
貧しいジェイムズ・ディリンガム・ヤング夫妻が、お互いにクリスマスプレゼントを買うお金を工面しようとする。
夫のジムは、祖父から父そして自分へと受け継いだ金の懐中時計を宝物にしていた。
妻のデラは、膝下まで届く美しい髪を持ち、それはまた夫婦の宝物でもあった。
デラは、懐中時計に付けるプラチナの鎖を夫へのプレゼントとして買うために、髪の毛を買い取る商人マダム・ソフロニーの元で宝物の髪をバッサリと切り落として売ってしまう。
一方、夫のジムは、デラが欲しがっていた鼈甲の櫛をプレゼントとして買うために、宝物の懐中時計を質に入れてしまっていた。
デラが買ったプラチナの鎖が付くはずだった懐中時計は夫の手元にはすでに無く、ジムが買った鼈甲の櫛が留めるはずだった妻の髪もすでに無く、結局お互いのプレゼントは無駄になってしまった。
だが夫婦は、お互いの「思いやり」をプレゼントとして受け取ることになった。
⭐️⭐️⭐️
貧富って、お金持ちかどうかでは決まらないと思うんです。
そういうことをきちっと再認識するのが、僕にとってのクリスマスです。
かつてアメリカのど田舎で高校生やってたとき学んだこと、たくさんあるけど、いちばん心に残っているのは
Sharingです。
シェアすること。分かち合うことの大切さをティーンエイジでたくさん実感できたのは、僕の宝物です。
帰国してからも、実にさまざまな人たちに支えられて生きていることを感じました。
アメリカではクリスマスイブになるとテレビで流れたり語られたりするお話があります。
ディケンズの「クリスマス・キャロル」です。
冷酷無慈悲で、エゴイスでト、守銭奴で、人間の心の暖かみや愛情などとはまったく無縁の日々を送っている主人公スクルージが、クリスマスイブに「第一の幽霊」(過去)、「第二の幽霊」(現在)、そして「第三の幽霊」(未来)との邂逅を経て、改心の誓いをし、心ある名士になっていく話です。
⭐️⭐️⭐️
かつての自分、今の自分、未来の自分。
聖夜にそれらについて深く洞察や反省をしてみるのも、いいと思いませんか。
一昨年のクリスマスには、サレジオ教会に聖歌を聴きにいく機会がありました。心が洗われるような体験でした。
僕はキリスト教の信者ではありませんが、聖歌隊のピアノをやってたこともあります。これも海外の話。
⭐️⭐️⭐️
人生を振り返ると、明日食べるものにも困ってた時代もあり、余るくらいお金を稼いだ時代もあります。
今は金銭的には豊かではないですが、お金をもっと持っていた時代よりも幸せです。
お金がないほうが幸せと言ってるわけではありません。お金よりも大事なことのために生きてきたから、それに応じた人生に少しずつ近づいてきているのだと思います。
⭐️⭐️⭐️
人生でいちばん嬉しかったプレゼントは、
とてもささやかなものです。
価格にしたら、たぶん300円くらいかな。
でもそれは手作りで、
温かい慈愛溢れる手紙が入ってて、
正直、嬉しくて一人で涙したほどです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
コメント