攻守

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ビジネスの世界には攻めと守りがある。

守りの多くはバックオフィスで起きている。

監視システムは既存のビジネス資産のヘルスケアに関する分野で、直接的には守りの分野だ。

しかしそれは攻めのための種でもある。そこで収集された情報は攻めのためのヒントだ。

カスタマーサポートも同様である。

かつてコンサルタントと上流設計のアーキテクトの部門にいた。

そこからカスタマーサポートへ転属を願い出た。

ビジネスが生まれるシーンに関わりたかったからだ。

現場を経験して、新しいアイデアを思いついたら、それを提案できる制度があった。

それをあなたは、自分の名前で提案するだろうか。

僕はしない。まず賛同してくれるメンバーを集ってから、その中でコアを担当できる能力を持った人の名前で提案してもらう。

ビジネス提案が通り、収益を生み出した時にその見返りを一番に享受できるのは、提案者だからだ。

自分の名前でやるよりも、メリットが多いのだ。

まず提案者本人は自分の名のもとに進めることになるから、主体的になる。

さらに褒章という目の前のニンジンもある。

僕は一銭も得られなくてよい。その方がメリットが大きいのだ。

また人間は、他人のための方がうまくいくのだ。走れメロスなのだ。

ここから導き出される結論は、自分が成功させたいならば、まず周囲の人たちを成功させるのが近道だということだ。

立ってくれた仲間のために尽くすことで、信頼関係も構築できる。

この論理は、守りのビジネスよりも攻めのビジネスで効果覿面だ。

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