年商とか利益率とか。僕にとってそれらは事業計画遂行上の筋の良し悪しのKPIであって、目標ではない。
本来の事業のミッションというものは売り上げ◯兆円とか業界ナンバーワンとかではなくて、提供する製品やサービスなどの優れた価値が誰にどう使われることによって如何に社会の役に立つかと言う未来予想図であるべきで、それを具体的に数値化してロードマップを描き実現可能性を具現化するのが事業計画であるはずだ。
そこを見誤ると企業価値維持のために苦労することになる。
世の中にすでに優れたソリューションが存在しているのであれば、それに対する投資や協力を通じてミッション達成可能性を向上させることが、より効果的な社会的利益創出につながることが少なくないどころか一部の例外を除けばそのケースがほぼ全てであるはずだ。
この勘違いをしないためにまず起業のスタートラインからビジネスの素質をよく観察してみることをお勧めする。
新規事業を考えるとき
①どのようなビジネスモデルや製品モデルが起業を成功に導くか、成功するビジネスやブルーオーシャンを探す形で起きる事業
②世の中に必要とされることや自分が実現したいことを方法を探り実践する形で起きる事業
上記①は起業やビジネス創出が目的化しており、対して②は起業やビジネス創出が手段である。
ビジネス創出を目的化してしまうと
- ビジネスの素質を評価する際に視野が狭窄しやすい
- 計画通りに実現ができなかった場合の継続や対策における適切な経営判断がしにくい
などのリスクを負うことになる。
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