簡単なことばかりやっていたら当然、困難は訪れない。困難は、自分の限界を知るバロメータともいえる。
また困難は、主に初めて経験することに対して強く感じられる。
たとえば「お金を稼ぐ」ことについて、
若い頃は「とにかく食べていけること」を最優先にしていて、それ以外の条件は「人様に迷惑をかけない」「法を犯さない」くらいしか無かった。
これをクリアして稼ぐことに成功すると、さらに条件を追加する。たとえば「なるべく自分がやってて楽しいと感じられる職種に限定する」など。
これもクリアすると、さらに条件を増やす。「より多くの人が喜ぶ仕事」「より高度な技術課題を解決する」「さらに収入を増やす」など。
これをゲーム感覚でやるのかリアル感覚でやるのかについては、それぞれの条件に納得感のある理由があるかないかが大きいと思う。
たとえば収入を増やすことについて言えば、ただ「増やす」(貯金が増える、など)ことがモチベーションになるのであれば、それはゲーム的だしそれでいいと思う。大事なのは「達成するまで飽きずにいられるかどうか」だ。
僕の場合はそうはいかない。ゲーム感が強すぎると飽きやすい傾向にある。だから、逃げられないルールを自ら科すことを好む。(他人にルールを課せられることは非常に嫌う)
ではどのように進めるのかというと、収入を増やす必要性を創出するのだ。つまり稼いだお金の使い道を、稼ぐ前から決めておくという、ごく当たり前のようなことをする。でもこれ、できてない人多いと思うんです。
僕の場合、真に楽しいことっていうのは基本的に「新しい体験」にあります。
誰もがやったことがあることや、こうすればうまくいくというノウハウ・メソッドが確立しているものをやってみて、「できました」というのは最初のステップとして必要なことも多いけど、それが自分のチャレンジ精神を満たすかというとそうでもない。前人未到のことをやりたいと思うし、それがやれる(実現可能である)ことを証明するのは楽しいゲームだ。
いちど達成すると、次のチャレンジには当然、さらに条件が付加される。
イージーモードでクリアしたゲームを再度楽しむには、難度を上げればいいのと同じことだ。
ただし、ただ敵が強くなるだけでは面白くない。
レーシングゲームに例えれば、イージーモードとは
- 高性能なレーシングカーを使える
- コースレイアウトが簡単
- 他の車と衝突しても壊れない
- ガソリンの給油はしなくてもいい(燃料が減らない)
- タイヤは摩耗しない
- 天候は晴れのみ
- 他の車は運転がうまくない
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