タイムリミット

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昨日、上司がうちの最寄り駅までわざわざ来てくれて、喫茶店で話をした。

会社のオフィスが広いところに引越しをするので、古いセキュリティカードを回収しにきたんだけど、
そこで言われたことは、

現在とっている休職の期間は6ヶ月となっていること。
この期間は勤続年数や役職によって上限が決まっており、現在の自分の役職(主任)と勤続年数(3年未満)では、6ヶ月以上に延長することができない。ここまで病気が長引くことを想定していなかったので、今になってどうにか休職を延長する手段を社長と相談してみたが、どうやら無理そうだ。
したがって、休職期間が終わる5月末までに復職許可の旨が記載された医師の診断書を提出して6月1日から業務に復帰するか、それが無理であれば自然退職という形にならざるを得ない。

5月、あと数日しかありませんが。
月曜にこういった事情を医師に話して、復職許可の診断書を出してもらえないか聞いてみるつもりだが、自分自身、病気の回復に関して100パーセントの自信がない。自信がないなんて言ったら出してもらえないからそんなこと医師に言わないけど。
あとちょっとでいい状態になれそうだという感触がつかめたこの時期だっただけに、寝耳に水でした。

思えば、つかめそうでつかめないチャンスっていうものが今までたくさんあったな。
昔いた会社で、正社員にしてもらえる目処がついたとたん、親会社の経営危機によって採用凍結となり、そのまま親会社は他の会社に吸収合併し、経営陣が変わり、採用の話がなくなったこともあった。
また、他の会社にいたときには、今思えばうつ病の症状だったのかもしれないが、正社員の道が開けたと思ったらとある社員の独断による無茶な要求が原因で週に2日も3日も徹夜するような状態が続いて体調不良になり、勤怠の問題で採用見送りになったりとか。
そのあとに行ったプロジェクトでも、結局はうつ病が原因であろう、最後の最後でコケた。

今回も同じようにして会社を辞めるしかなくなってしまうのだろうか。
こんな状態の自分に、次の仕事がみつかるのだろうか。
(会社をかえればすっかりよくなるかもしれないという期待もあるけど)
環境が変化することによっていまの病気にどのような影響が出るかわからないという不安もある。

いままで転職するときって、新しい一歩を踏み出す期待とエネルギーに満ち溢れていたものだけど、今はなぜかそのエネルギーが自分の中にない。病気のせいだと思うけど。

仕事を本気で考えるというのは、非常に大変なことだ。
自分は何のために今の仕事をするのかとか、何に対してどう貢献するのかとか、将来自分はどうなりたいのかとか、いろんなことが未決の札をつけたまま自分の頭の仲に転がっている。
やみくもに、がむしゃらに技術を身につけて、評価されることでやりがいを感じた20代のころはまだよかった。
自分というひとりの人間は、技術を身につけることができる。
五体満足な人間が必死になれば農業だって大工だってスーパーの店員だってなんだってできないことはないと思う。
そんな選択肢のなかから、いまの職業(職種)を選ぶ理由とは、一体なんだろう。
仕事をしている時間というのは、人間が寝ている時間を除けば一番長いと思う。自分をかたちづくる大切なアクティビティだ。

なんだかよくわからない。考えがまとまらないのでここまでにする。

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