ハードカバーの本は高いからあんまり手を出さないんだけど、前回の「ペルセポリス」に続いて連続購入。
「ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙」
ずっと気になってたので読みたかったんだけどね。
ファンタジー小説なんだけど、哲学とは何ぞや?とか哲学の歴史について、自然に理解していくことができる。
というのがウリ。
あと、最近「手に入れた」/「読んだ」/「買ったけど読んでない」本たちをまとめて紹介。
「ぼく、ドラえもんでした」大山のぶ代
幼稚園児の頃からずっとドラえもんファンだった自分にとっては、期待の一冊でした。
大山のぶ代さんが、ドラえもんの声を26年間やってきた中での思い出を書き綴っています。
で、読んでみて初めて知ったエピソードなんかもあって、ドラえもんのトレビア的にはよかったんだけど、なんかこう、もっと涙がこみあげるようなものを期待してた。
ドラえもんの映画で聞くドラえもんの声には何度も泣かされたけど、本の執筆は向いてないかな。w
「鉄道員(ぽっぽや)」「シェエラザード(上・下)」「蒼穹の昴(1~4)」「王妃の館」「月のしずく」浅田次郎
ちゃぼさんに勧められて読み始めた浅田次郎。「天国までの百マイル」で味をしめた。現在は、蒼穹の昴の1巻の途中まで読んだところ。
この人の作品には大きく分けて2種類あると思いました。(ちゃぼさんもそう言ってたような)
ヒューマンドラマと、歴史モノ。
ヒューマンドラマですが、庶民の視点でモノをみることに長けてますね、浅田次郎は。まあ経歴みたらぶっとんじゃうような作家だもんね。なんとなくそのへんにポイントがあると思った。
これからも読み続けるだろう。多作な人だから、読むものに困らないところがまたいい。
「むかし僕が死んだ家」東野圭吾
東野圭吾の作品としては初めて「手紙」を読んで、期待を裏切られた残念さと、気に入ったところが交じり合ったような、複雑な気分になったので、もう一冊くらい読んでみてもいいんじゃないかと常々思っていた。で、タイトルで選んだのがこの作品です。未読。結構読みたい度が高い。
「日本沈没」小松左京
欧米のSF作品は何百と呼んでいるのに、国産SFって殆ど読んだことが無い。で、これは当然SFファンとしては外してはいけない名作ということになっている。
それに、この作品は映画化もされたし、知ってる限り2度ほど漫画化されてる。というわけでSFファンのひとりとして、読んでなかったことを恥じよう。で、読んだ。感想は、微妙w
良いSFというものは、作品が古くなって記述されている未来技術が陳腐化してしまっても、楽しめるはずだと信じている。
そういった意味では、この作品には残念な点がいくつかある。
でもまあ、日本沈没というものをいかにリアルに実現させたかとか、どうまとめてきたか。
そのへんには技量を感じます。
なんか科学者が書いた小説って感じ。
「日本以外全部沈没」筒井康隆
筒井康隆は、ものすごく長い周期でたまに読みます。
これは久々に買った短編集になりますが、タイトルの作品しかまだ読んでません。
原作より面白かったけどねw
「河童が覗いたインド」妹尾河童
妹尾河童さんという人は、有名人ですか?
完全にタイトル買いしたんですが、緻密で独特なタッチのイラストが、妹尾さんの感じたインド文化を詳細に、楽しく説明してくれています。
インドに行ったことがある人にもない人にも、結構おすすめかも。
でも、「こうである」と決め付けちゃってる部分がちょっと気になったかな。
とくにインドのような広い国だと、それこそ隣の州に行ったら白が黒になっちゃうわけで、「である」と決め付けちゃいけません。よね。
「流星ワゴン」重松清
地元に有隣堂ができた記念に買ったw
って、いま気づいたんだけど重松さんじゃん。べつにロストオデッセイにひっかけて買ったわけじゃなくて、「あらすじ買い」です。
未読。
「悪夢のエレベーター」木下半太
これも有隣堂記念。レジ前に平積みだったんだけど、あらすじ買い。ちょっと息抜きに楽しめそうだなと。未読。
「クラインの壺」岡嶋二人
どうして買ったのかも、買ったのかどうかもよく覚えてなかった作品w
どんな話だっけw
もちろん未読。
「将棋の子」大崎善生
すばる書店では、LE提案コーナーというのがあります。
LEってのはLife Experienceの略で、直訳したら「人生経験」なんですが、
まあ一体どういう基準で選んでんだか全くわからないコーナーでもあります。
でも店頭の目立つ場所にコーナーがあるんで、いつも見てしまう。
そこにあった本が、こちら。
マイケル・J・フォックスの「ラッキーマン」の隣にあった。
ラッキーマンは良い作品だから、これも良い作品だろうという意味不明な論理で買ってみた。
もち、あらすじは気に入ってます。でもちょっと重そうだからまだ手を付けてない。
「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記」木藤亜也
どんな難病なのかも知らずに買ってしまった。タイトル買い。未読。
日本オワタヽ(´ー`)ノみたいなコーナーが書店にあって、そこにおいてあったw
「朽ちていった命―被爆治療83日間の記録」
これもタイトル買い。
これも日本オワタヽ(´ー`)ノコーナーより。
東海村の臨界事故の犠牲者のひとりに密着した記録です。
読んだ感想。国や当時の関係会社に憤りを感じるよりも、放射線が人体に及ぼす恐ろしい作用にガクブルしました。
こんなに恐ろしいもの、もっと慎重に扱って欲しい。
だいたい臨海事故起こした原因だって、燃料をバケツから、漏斗をつかって、タンクに入れてたってんだから。
ガソリンでもそんなことしないよ!
灯油だって、醤油チュルチュルを使うよ!(醤油チュルチュルを知らない人は、検索してね♪)
「帝都東京・隠された地下網の秘密」秋庭俊
これもまた日本オワタヽ(´ー`)ノコーナーから。
これ結構おもしろい。
東京に住んでないと、土地勘がなくて楽しめないかもしれないけど、とにかくこれ読んでから、東京の地下鉄に乗るのが楽しくなること請け合い。
もちろんすべて真に受けて読んでるわけじゃないんだけど。
でも、なんでわざわざこんな複雑な形の駅なんだ?とか
いままでどうして疑問にも思わなかったんだろう。
個人的に疑問なのは、横須賀線の東京駅だけ、なんでどうしてあんなに深いとこに埋まってんのw
たしか地下8階くらいだよねあれ。
で、延々と長いエスカレーターで地下2階くらいまで上がるんだけど、その間には一体なにがあるの!
電車ないよ!
「壊れる日本人」柳田邦男
衝動買い。未読。ていうか今日買ってきた。
「閉鎖病棟」
ずっと買うつもりなかったんだけど、どの書店いっても平積み+絶賛レビュー付きだから、負けて買ってしまった。
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J. D. サリンジャー
ライ麦の、村上春樹による新訳のほうです。
まだ新訳読んだことなかったので、どれくらい春樹ワールドになってるのか興味あったので。
「銀河ヒッチハイク・ガイド」ダグラス・アダムス
これ昔もってたんだけど、行方不明だったんだよね。
で、アマゾンとか楽天とか、近所の書店とか、どこ見ても新刊は無くて。
仕方なく中古を通販。
「星の王子さま―オリジナル版」サン=テグジュペリ
青空文庫いけば読めるんだけどね。これはもっておきたかった。
「フーコーの振り子」ウンベルト・エーコ
彼の作品といえば「薔薇の名前」で、最初の数行で眠くなっちゃったという苦い遠い記憶が。
「はじめに言葉があった。言葉は神と共にあり、言葉は神であった。」
こちらの作品は、楽しみにしている。
テンプル騎士団とか、かなりツボなテーマなんで。
コメント
「帝都東京・隠された地下網の秘密」だけ持ってるよ!
感想はとしては真面目(?)に書きすぎ。ちょっと昔の秘境探検隊や徳川埋蔵金くらいのノリでもっとワクワクさせて欲しかったナー。
たしかにそうかも。
ていうかこの作者の秋庭さん、理解しにくい文章書くよねw
あそこまでやるなら、もっと説得力のある資料とか突撃レポートとか、やってほしいなw
ソフィーの世界って随分前の本だよね?
学生の頃読んだような。
俺が翻訳の本が嫌いなのもあるけど、読みにくくて大変dったおぼえがあるなぁ。
童話タッチだったような気がするけど、逆にわかりにくかった。
今読めばまた違うかな?
天国までの百マイルはいいよねー。
3回くらい読み返した。
浅田次郎の大きく分けて2種類ってのは、俺が思ってるのはちょっと違うよ。
歴史を舞台にしたものとか現代のとか、どっちかっていうと感動するタイプの本と、ヤクザとか刑務所とかどっちかっていうと笑いを誘うタイプのやつ。
上にでてるのはみんな前者だねー。
後者は、「きんぴか」とか「プリズンホテル」とか。
これも結局感動したりするんだけど、なんかドタバタ喜劇って感じ。
前者と後者の中間くらいにある「天切り松闇がたり」なんか、「蒼穹の昴」「天国までの百マイル」と並んで、人に薦めるときに必ず出すタイトルだから、落ち着いたら読んでみてねー。
なるほど、そういうカテゴリもあるのか。
最近店頭平積みになってるのが、気になってるよ。
全4巻のやつ。中原の虹だっけ?
あれもなんか蒼穹の昴っぽいイメージがあるけど。
で、その横にあった京極夏彦の文庫本笑った。
あまりにも分厚くて、数冊に分けた「分冊版」と、1冊にまとまったバージョンと、両方出てたw
そうそう、ソフィーは結構前からある。
読み始めたのはいいけど、でかくて持ち運びが不便だから、
他の本に浮気しまくってるw
ソフィー面白い?
いまんとこ面白いんだけど、いま「藁の楯」に浮気中w
藁の楯、おもしろい!!
なんて読むかすらわかんねえよ。w
おじゃまします。OASISから業務連絡、12月21日づけでギルドレベル50達成です。
(60になりますとマントの地紋選択という儀式がありますことを心に留めておいていただきたくお願いします。)
ちゃぼ>
「わらのたて」だよ。
ちなみに作者は、ビー・バップ・ハイスクールの作者。
マンガはやらないらしい。
はかせ>
あら、はやいねえ!
GL不在で申し訳ないですね。
来年からぼちぼち復帰しようかと思ってますよ。