一度で治るもんじゃないさ

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って思えば少しは楽な気分になれるかな。

いちばん避けたかった状況にいまある。
プロジェクトも、3月14日をもって終了して、会社としても仕事がない状態。休職を勧められた。
休職というと、あの辛かった時期のことしか思い出せない。

でも決してめげてるわけじゃなくて、今はまだここには詳しく書けないけど、前に進んでいる。
なんだか自分を否定されるような人たちに囲まれている中、自分が理想とするような仕事のやり方を肯定してくれる話も聞けたりして、やっぱり自分は間違っていなかったんだと確信した。

いるところにはいるんだな、波長の合う人たちが。

けれど、どうして自分が今のような環境に置かれることになったかについては、きちんと考えて反省しなければいけないと思う。なぜなら僕は、出会いやめぐり合わせというものに偶然はないと信じているからだ。すべては必然だったということになると、病気から立ち直るために慎重にならざるを得ないこの時期になぜ、このように厳しい経験をしなければならなかったのかという疑問がわく。

やはり自分が軸とすべき価値観を曲げてしまったことがひとつの原因だと思う。
正直なところ、前職を半年間休職し、退職に追い込まれ、金銭的な焦りがあった。
それで、金銭的な待遇のよい今の会社に心が向いてしまったのだ。
金額を提示されるまでは、家族にも「あの会社は候補から外す」って言っていたくらいだったのに。

とはいえ、入ってしまったことも必然。
そこで学んだものは、確かにあったと思う。自分をとことんまで苦しい状況に追い込んでこそ人は大きく成長することができるし、そういった意味では、今の自分に一体何が足りないかがよく見えた。

コミュニケーションにしても、まだまだだなと思う。
世の中広いです。いろんな人がいるもんだ。

とにかく、僕はもう今の状況を脱することが「逃げること」だとは感じていない。
なぜなら、やはり自分は、長所も短所も含めて自分の特徴をしっかりと活かせる環境に身を置いて成長したいと考えているからだ。
ただ、状況を脱するということが、今の会社を辞めるという意味にはつながっていない。

会社に残ることもひとつの道として残されていると思う。
冷静に考えて決めよう。

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