最近、書店ではこのようなタイトルの本がおそろしくたくさん平積みされている。
自分もこのような本は結構好きなほうで、というか世の中で成功している人の考え方はどんなもんだろうという気持ちで読むのがすきだ。
だいたい、書いてあることの要旨は同じなのだが、やはり読んでみると面白い本が結構ある。読むに値しない本もあるが、そういう本はなるべく書店で購入前にフィルタアウトする。
まあ世の中、こんな本を読まなくてもちょっと頭をひねればちょっとした時間をつくることはできる人が多数派なのでしょうが、それでも忙しい人は忙しい。
けれど忙しいからといって、何も対策せずに日々を過ごしてしまっては、ふと気がついたときには脳は老化し、勉強するにも大きなハンディキャップを背負っているということになりかねない。もちろん、そんなことは感じないまま幸せに一生を終えていく人もいるんだろうけど、すくなくとも自分はそういうタイプではないから、何か努力をし続けていくのだろうと思う。これからずっと。それが幸せなのかどうかもわからないし、役に立つのかどうかも保障はないが。
そもそも自己投資の効果について、演繹法(deductive method)で語ってはいけない。なぜなら保障されないからだ。確率とか分布を考慮しなければいけない。
一番いい方法は、帰納法(inductive method)、つまり良い結果を出している人から学び、同じことをすればいいのだ。
それから、自己投資を行う上で注意しなければいけないのは、どんなに「なんとか術」の本を読んだところで、目標地点が定まっていなければ、継続できないということだ。
なんのために学習するのか?という考え方ではだめだということ。
10年後、自分はこうなっていたい。
20年後、自分はこうなっていたい。
そのためには、何年後までに、何をやっておく必要がある。
このような順序で物事を考えられない限り、どんなに時間を活用する「術」や学習を効率的にする「術」を知っていても無駄である。
設定した期間内で目標を達成するためには、効率的な学習をしたり、効率的な時間管理を行ったり、学習のためによい生活を知り実践したりするのが効果的。
そういった考え方で、「なんとか術」を手にすれば、とてもプラスになるだろう。
生涯学習。
まさに「ウサギとカメ」の昔話を思い出すような話だが、学校を卒業し、社会人になった途端に勉強をやめてしまう人がものすごい数だということに気づいたのは、社会人になってだいぶたってからのことだった。
(自分も含め)学歴の低い人にとっては悲しい話だが、若い10代の頃に努力して受験勉強をした結果(つまり学歴)が、長い将来においてかなりの影響を及ぼす事実は存在する。ただしこれは、自分が身を置く場所にもよる。
学歴をまったく重視しない場もたくさんあるし、自分で会社経営なんかしたら、なおさら学歴なんて関係ないし。
しかし学歴とは別に、本当の意味での「チカラ」をつけるならば、いつ始めたって遅すぎるってことはない。と思う。
40歳から「医師になりたい」なんて言い出したって現実的には無理なんだろうけど、自分のいま許された範囲内で努力(学習)し、上を目指すことはいくらでも可能だ。
というわけで、こつこつとやっているし、これからもやっていこうと思う。
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