iPhone用のボイスチャットソフトは、iPhoneを脱獄（jailbreak、つまりハッキング）しないと導入できないと思ってた。
しかし、Appleが公式に認めて、App Storeから配布している素晴らしいソフトがあったのである。
しかも無料で。
fring
このソフト1本で、
Skype、MSNメッセンジャー、ICQ、各種SIPサービス（右側画像）、Googleトーク、Twitter、Yahoo!メッセンジャー、AIM
これだけのサービスを同時に使えるのだ。
今までもSMSを統合するアプリはたくさんあったんだけど、こいつのすごいところは、Skype、Googleトーク、MSNメッセンジャーの3つでボイスチャットに対応しているところ。
▼登録しているフレンドの一覧。すべてのサービスを横断的に表示。ちなみにtwitterを選ぶと、twitterにつぶやくことができる。
▼チャット画面。下のテキストボックスにタッチすると、キーボードが出てくる。
▼Skype Outにも対応しているので、Skypeから携帯や固定電話に格安で繋ぐことも可能。
このソフトを使えば、3G回線網を使わずに電話ができる。（もちろん3G経由でも大丈夫）
iPhoneがモバイルVoIP電話機になってしまうのだ。
たとえば、Wi-Fi接続している状態ならば、このソフトを使えば海外の出張先から無料で自宅の家族と話ができる。
EMOBILEなどのHSDPAを提供するキャリアに背中を押されるようにして、いままで定額データ通信サービスを頑なに拒んできたDoCoMoがFOMAのデータ通信カードで定額料金プランを出したとき、DoCoMoはすべてのSMSの通信を遮断した。
今でもFOMAの定額データ通信サービスでは、使えないプロトコルがたくさんある。
これは、VoIPを恐れてのことだ。
だってVoIPができたら、高額で通信速度も遅い携帯電話回線で通話する必要が無いもんね。
それからゲーマーにも朗報かもしれない。
iPhoneでボイスチャットしながらPCでゲームができる。
iPhoneにヘッドセットを繋いでおけばいいのだから。
自宅だから電池の消耗も心配ない。電源に繋ぎっぱなしでOK。
少なくとも自分は、海外から自宅に電話するときにいちいちPCを起動しなくて済むようになるだけでかなり便利！
コメント