魅せるプレゼン

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今回の米国出張で受けたセッションの中に、飛び抜けて素晴らしいプレゼンを行う人がいました。
オランダの人なんですが。
プレゼンといえばAppleのCEO、Steve Jobsが世界一だと思っているのですが、彼のプレゼンはJobsの影響をもろ受けまくりって感じでした。
最初は「誰だこいつ?」って雰囲気だったのですが、ぐいぐいと聴衆を惹き付けていく素晴らしい内容でした。

日本人はプレゼンの苦手な人が多いとよく聞きます。
自分も苦手なんですよ。
資料作りは得意なんです。

「文章が長過ぎる」
これ、長年の課題です。
ほっとくと、すぐ長くなる。
長い文章に、いいことなんてひとつもありません。
簡潔に、的確に、ポイントを伝える。
これ、プレゼンの極意です。
これができたら、誰も苦労しないんですけどねー。

日本で見るプレゼンは95%くらいがあんまり真似したくないタイプのプレゼンなので、
それを見て学び、真似をするということを繰り返していたら、良いプレゼンが生まれないのは当然ですね。

「伝えたいことを鋭く相手の脳内に切り込んで短時間で印象づける」
これ、重要です。

よくある大失敗の原因は、プレゼンを「全部入り」にしようとすることです。

漏れなく網羅することに固執するあまり、ポイントがよくわからないものになってしまいます。
こういったプレゼンは、たいてい途中で誰も聞いてくれなくなります。

  • タイトルは簡潔で、ちょっとひねる
    たかがタイトルと侮るなかれ。ここ最重要。
    タイトルだけで、あなたのプレゼンルームに来るかどうか判断する人もいます。
  • 書いてある内容を読むだけのプレゼンは、最悪
    逆に言えば、口に出す予定のことをわざわざ書くなということです。
    説明抜きでプレゼン資料だけ後で読めばすべて分かるなら、プレゼンの必要はありません。
  • 文字は少なく、グラフィックを多く
    図やチャート、写真など、直感で。
  • ドラマ仕立てにする
    棒読みしていませんか?起承転結をつくり、大事なところは盛り上げ、飽きさせないプレゼンにしましょう。
  • 説明を後回しにするテクニック
    え?何?と思わせておいて、あとでタネ明かしをする。これは人をプレゼンに引き込むテクニックのひとつです。
  • 思い切って捨てる
    すべて説明するのは無理です。大事なところに絞って、あとは捨てましょう。
    最重要なのは、相手に興味を持ってもらうこと。
    興味さえ持ってもらえば、あとはみんな自分で細かい事は調べてくれます。

プレゼンの能力としてもうひとつ重要なのは、スピーチ能力ですね。
参加者を眠らせたら負けです。
人前で自分の意見をアピールすること、
徹底的に討論(ディベート)すること、
すべて日本人は苦手と言われています。

それ以前に、使う言葉が英語なんかだと、そっちの自信がないとダメですが。
日本語のプレゼンだったら、いくらでも改善がきくし、Jobsのプレゼン見てるといつも思うんですが、
素晴らしいプレゼンは、言葉が分からなくても(音声をオフにしてても)図解だけで何が言いたいのかだいたい分かっちゃうんですよね。

コメント

  1. 匿名 より:

    わかりやすいのが一番だよ。w