ハードディスクもメモリも安い!
ほんと安い!
使っているMacBook Pro(13インチ、モデルナンバー A1278)は標準でHDDが160GBしか入っていません。
普通に使う分にはこれでも十分な容量なんだけど、自分の場合は普通に使わないので足りません。
Logicインストールして60GB。iPhone SDKで数GB。
iTunesライブラリだけで200GB弱。
iTunesライブラリはNAS上に配置してPCから使っていたのを、MacからNASにアクセスするように一度は設定を変えたんだけど、ものすごくアクセスが遅いので元に戻してました。
しかしiPhoneはMacに繋いだ方がいろいろと同期が便利(iCalやiPhotoとの同期など)
しかもWindowsマシンのほうは、DTM環境のためにASIOというレイテンシの低いオーディオドライバを入れており、iTunesがASIOに対応していないから全く音が出ないという問題を抱えていたため、いっそのことMacのローカルHDDにライブラリを全部移行してしまうことにしました。
買ってきたのはこちら。
"日立GST Travelstar 5K500.B (500GB/SATA3G/5400rpm/8MB) HTS545050B9A300" (日立グローバルストレージテクノロジーズ) |
(価格.comの2.5インチHDD部門で売れ筋ランキング2位、注目ランキング1位、満足度ランキング2位)
SATA2の500GBの2.5インチで、1万円を切るお安さ。
このモデルだけ特別安いわけじゃなくて今の相場がそんなもんだってことです。
さっそく換装します。
Windowsだったら、新しいHDDにOSから全部入れ直して……となるところですが、Macの場合は超カンタン!
いけね、またMacの宣伝してらw
【手順】
- 新しく買ってきたHDDを、USBやFireWireを使って繋ぐ
- ディスクユーティリティでパーティション作成してフォーマット
- 現在のHDDから新しいHDDへ「復元」を実行(これで全てコピーされる)
- 起動ディスクを外付けの新しいHDDに切り替えて再起動
- 再起動に成功したら、シャットダウンしてHDDを物理的に交換する
以上でございます。あっけないほど簡単でした。
iBookのHDDはポリカーボネイトのボディをこじ開けて取り出すのが超大変だったけど 、ユニボディのMBPは裏のネジをちょちょいと外せばすぐにアクセスできます。
【参考にしたい方のために、詳しい手順も書いておきます】
- 新品のHDDをFireWireもしくはUSBで外付けします。この際使うのは外付け用のHDDケースが楽でしょう。いろんなメーカーのがありますが、1,000円を切るものがたくさんあるのでそれでOK。USBバスパワー対応が楽ですよ。電源繋がなくていいから。2.5インチSATA用のケースです。お間違えなく。
- 念のため、すべてのアプリケーションを終了しましょう。
- 接続すると、フォーマットされていないと怒られるついでにフォーマットするか聞かれます。「フォーマットする」を選択しましょう。ディスクユーティリティが起動してくれます。
- 接続した外付HDDを選択し、「パーティション」タブをクリックします。パーティションの数を選びます。よくわからない人は1を選べばOK。あとでBootcampでWindowsとデュアルブートにしたい人も、Bootcampでパーティションを動的に切り直せるらしいので気にする必要はないと思います。
- 作成されたボリュームに、同じ画面で名前をつけましょう。
- 「オプション」をクリックし、「GUIDパーティーションテーブル」を選びます。たぶんもう選ばれてると思いますが。
- 「このボリュームをTime Machineで使用するか」と聞かれるので「使用しない」と答えましょう。
- フォーマットは「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選びます。もう選ばれていると思いますが。
- 「適用」をクリックします。フォーマットされます。結構すぐ終わります。
- できあがったボリュームが左に現れるのでクリックしてください。
- 右のタブから「復元」を選びます。
- 「ソース」には、現在使っているボリュームを、「復元先」には、いま作成したボリュームを選びます。
左の一覧からマウスでドラッグしてくれば簡単に選べます。 - 「復元」をクリックします。がしがしコピーが始まります。自分の場合、USB2.0接続のケース使用で、100GBちょいで1時間くらいでした。 FireWire800なら、もっと速いかもしれませんね。
- コピーが終わったらディスクユーティリティにはもう用はないので閉じます。
- システム環境設定を開き、「起動ディスク」のアイコンをクリックし、外付けHDDを選択して「再起動」
- 無事再起動したら、コピーは成功です。
- あとは、HDDを物理的に入れ替えて起動するだけ。
- HDD入れ替え後の最初の起動時、PRAMをクリアしておきましょう。
電源投入→画面が黒いうちにcommand+option+P+R同時押しです。
押しっぱなしにしていると、ぼわーんと言っていつもの灰色起動画面が出たあと、また自動的に再起動してぼわーんといいます。これで離してOK。(ずっと押しっぱなしにしていると永遠に再起動を繰り返します)
以上でございます。
インストールされていたアプリケーションも全部問題なく動いてるし、設定も残ってるし、完璧。
現在、iTunesライブラリをNASからコピー中。
コメント
とりあえず言って欲しそうだったので。。。
啓蒙活動乙!
まあそういうことです。買ってください。w
うちのライブラリもNASにあるしIPODに繋ぐ
ノートは無線だしで転送遅いですw
ノートのHDDが大きければいいのか・・・
WINDOWSだからHDDの入れ替え
むずいのね・・・外付けにしよかな?
> らーちゃん
いやーWindowsマシンでもHDDの交換は楽だと思うんだよね。
モデルにもよるだろうけど。
問題は、中身をそっくり新しいHDDに(OSごと)復元する方法かな。
いいツールありそうだけどね。Windowsの機能だけではできないよね。
外付けHDDもデスクトップだといいんだけど、ノートだとせっかくの機動性が無くなってしまうのがいやなんだよね。
僕のMacbook 13インチ(late2008)をいろいろいじって64bit起動させてみました。
怖かったんだけどね。ちゃんと動いてます。
しかも、ディスク周りとかアプリ動作とか、体感的にチミッと早くなった気がします。
参考にしたのは
http://hokypoky.info/blog/2009/09/10/macbook-late2008-を64bit起動する.html
> としくん
うちはLogic Studio 9を使ってるから、まだ32bit環境です、しばらくは。
まあLogicもApple純正となって久しいのでそろそろ64bit対応しそうですけどね。そしたら64にしようかな。
すいません、教えて下さい。
Macbookでwin併用してる場合でもmac側の設定だけで
macもwinも新しいHDDにコピーってできるんでしょうか?
> bootcamperさん
ちょっと調べてみたんですが、BootCampのパーティションに入っているWindows用の領域は、別途バックアップしないとダメみたいですね。
どうやら皆さん、Wincloneというソフトを使って事前にWindows丸ごとバックアップして、それを新しい環境にコピーして、元に戻しているようです。
http://twocanoes.com/winclone/
こちらのURLでダウンロードできるようなのですが、いまアクセスしてみたらサーバが死んでました……。後で試してみてください。
あんまり役に立てなくてすみません;
Windows上で動作するバックアップソフトでいったんバックアップしてから、クリーンインストールしたWindows上で戻すっていう手もありそうですね。少々面倒ですが。
>うずらさん
早速のお返事ありがとうございます。
自力でHDD交換自体初なのでかなり不安です。
winclone初めて知りました。教えていただいて感謝します
ですが、私が見てみてもサーバーがダウンしちゃってますね。
うーん。上手くコピーできてもマウントしないとかもあることを
考えると、、私レベルの素人はやはりここは業者に頼ろうかなと思います。。
どうもありがとうございました。。
BootCamp上のWindowsには、入れ直しができないようなソフトが入っていますか?
もし入っていないのでしたら、マイドキュメントなどのデータだけ通常のWindowsと同様の方法でバックアップしておいて、新しいHDDで新たにBootCampからWindowsを新規インストールして、バックアップを戻せば問題ないと思いますよ。
Mac OS側のコピーは本当に簡単なので、業者に頼まれるとするとちょっと残念かなと思います。値段にもよると思いますが。