地雷臭を少しだけ感じつつも実はかなり期待を込めて見に行った「アリス・イン・ワンダーランド」。
映画の未来を悪い意味で予感させるものだった。
最近は何でもかんでもテクノロジーばかり売りになってる。
3Dメガネなんて正直どうでもいい。
奥行き感があるって？
立体絵本みたいに、ペラペラの絵が複数の奥行きレイヤーに描かれているみたいな違和感があるんだよ。
確かに背景の手前に人物が飛び出してるんだけど、その人物がペラペラに見える。
しかもメガネに慣れていないもんだから、鼻にあたる部分が痛くて気になっちゃうし、視界は制限されるし、なんだか焦点がぴったりこないし、3Dはしばらく要らないや。
映画界も家電業界も「3D」とか「CG」という技術に踊らされているな。
IT業界が「クラウド」という言葉に踊らされているのと一緒。
いつの時代にも駄作というものはあるけど、よりによってディズニーが総力をあげるべきタイトルのアリスでこんなにガッカリするとは思わなかった。
映像が綺麗だとか、そういうことではもう人は感動しないんだよ。
ILMのマジックは、スターウォーズのエピソードIIIで終わった。
映画はきちんと映画らしく、限られた時間の中で感動できるストーリーと完成された映像美のコラボレーションを提供してほしい。
まだ見ていない人も多いだろうから詳細は避けるけれど、ガッカリしたのはストーリーだよ。
やっぱりアリスみたいな幻想的な作品は、本で読むべきだね。
想像力を働かせまくって、自分の頭の中でアリスの世界を作っていくのが楽しい。
映像にしてしまうと、人の解釈を押し付けられたみたいで気持ち悪い。
ヤマネは可愛かったけどね。
コメント
ヤマネは可愛かったけどね
真に言いたかったことはこれですね？
わかります。
> Ambie
EQ2のラトンガ的かわいさ、といえば通じるでしょう。
ラトンガ好きだったもんなぁ。
うん。3Dはアバターでどうでもよくなった。
やっぱダメだったかアリス。
DVDで観るか。
> ちゃぼ
まあ自分は映画を評価する目が最近厳しくなってるのは自覚してるから、単純に映像の美しさを楽しみたいなら行ってもいいと思うよ。
アバターといいこのアリスといい、ストーリーに「ひねり」は微塵もないけどね。こんなストーリー小学生でも書かないわ。
ダメダメ作品つくるよりブレードランナーとか３Ｄでリメイクしてくれないかなー
> らーちゃん
ブレードランナー好きなのか！
あれはリメイクしてほしいようなしてほしくないような、複雑な心境だｗ
ブレードランナーがマイノリティ・リポートみたいになるのなら、ハリソン・フォードが生きてるうちに彼が演じるなら見たいかな。でもブレードランナーで一番いい演じ手は、ルドガー・バウアーだと思うんだな。（最後に寿命が来て鳩を手放すレプリカント）