バッテリー交換して安心したのも束の間
iPhone 5のバッテリーが数時間で100%→0%になってしまう問題で、今年の1月にバッテリーを交換した。
Apple Careには入っていないので本来ならば7,400円かかるところだったけど、なぜかSoftbankにMNPしたときに付けていた(そして外し忘れてた?)「あんしん保証パック(i)」というやつで、修理代の85%が月額使用量から割引という形で戻ってきた。得したなーなんて思ったけど、よく考えてみたらこのあんしん保証パックに毎月500円も支払ってきたのだ。まったく得をしていないじゃないか。
ボタンが効かないよ!
バッテリーもバッチリ長持ちするようになったので、iPhone 6が出るまで頑張るぞ!って思ってたら、新たに2つの不具合が。
- スリープ/スリープ解除ボタンの反応が著しく悪くなった。
何度も押さないと反応しなかった→押す角度によってかろうじて反応する - iPhoneを軽く振る(シェイクする)と、中身がすべて動いているようなゴトゴトという触感がある
後者はなんだか不安というだけで機能上の問題は出ていない。しかし前者は問題だ。まだあと少なくとも半年は頑張ってくれないと困るんだよiPhone 5くん。あまりにもボタンがきかないのでAssistiveTouchを使って画面上にすっごく邪魔なボタンを表示させて耐えていた。
ホームボタンの反応が悪くなるのは初代iPhoneからずっとよくある不具合だったけど、スリープボタンはホームボタンよりも使用頻度が圧倒的に低い(しかし壊れると結構困る)から、こっちが先に壊れるとは思わなかったなあ。
がっかりして数ヶ月。
なんと素敵な情報が……!
iPhone 5 スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム - Apple サポート
ごく一部の iPhone 5 モデルのスリープ/スリープ解除ボタンが機能しなくなる (または断続的にしか機能しなくなる) ことが判明いたしました。対象となるのは 2013 年 3 月以前に製造された iPhone 5 モデルです。
Apple では、対象となる iPhone 5 モデルのスリープ/スリープ解除ボタンの無償交換に応じております。
指示の通りにシリアル番号を送信したら、プログラムの対象となる端末でした。あらまあ!
交換はAppleリペアセンターで行うため、数日かかるという。地元のAppleサポート正規代理店に電話したら、代替機を出してくれるらしい。(Appleに郵送した場合は代替機は出ない)
ある日曜日に、喜び勇んで持ち込んだ。するとスタッフのお姉ちゃんに
「毎週日曜日の15時以降はAppleのデータベースメンテのため、お客様の情報にアクセスできず、対応できない。日曜なら早い時間に来てくれ」
と言われた。がっかり。
そこで次の日曜日の「午前中」に再訪。するとスタッフのお兄ちゃんに
「毎週日曜日はAppleのデータベースメンテのため、お客様の情報にアクセスする必要のあるサービスは『終日』対応できない」
と言われた。おいおい、最初のお姉ちゃんと言ってることが違うだろ……。わざわざ時間を作って持ってきたのに、と思うと少しムカっとしたけど、でも日曜日の昼間にメンテするとか、Appleがおかしいよね!
世界中からアクセスするデータベースらしいから、米国時間では夜中なんだよね。
でもさ、日曜じゃなくてもいいじゃない…。
その翌週は時間をとることができなかったので、そのまた翌週の『土曜日』にやっと持ち込むことができた。1ヶ月がかりである。
交換チェック
かみさんのiPhoneもシリアルナンバーチェックしたら該当機種だったので、将来同じ不具合が出たらイヤだから一緒に交換してもらおうとしたんだけど、結果的にはダメでした。症状が出てる端末しか対応してくれないの。
まずはじめに、iPhoneのバックアップを取ったかどうか聞かれる。iCloudにとったのか、パソコンに取ったのかも聞かれる。理由はわからないけど。
で、軽く動作確認。
バッテリー修理したときも「データ消えるかもしれないからバックアップしてね」なんて言われてたけど、結局データはそのままで帰ってきたので、今回もそんなもんだろうと思ってたら甘かった。
手順は以下の通り
- 申込書と、代替機貸出に関する同意書を記入
- スタッフがその場でiPhoneをバラして、中身に問題がないかどうか確認
- 端末を完全に初期化(手順をガイドされながら、自分でやる)
- スタッフがAppleの診断ツールをインストールして、画面を見せて説明してくれながら詳細な診断をする
- 診断結果、不良が見つかれば、受け付け
- 代替機にSIMを入れ替えて注意事項を伝えられ、渡される
ちなみに代替機はiPhone 5、自分のと同じブラック。ただし16GB。
そして新品である。貸出のためにAppleはわざわざ新品のiPhone 5 16GBを配りまくっているらしい。
気合い入りすぎだねー。でもそこまでやるなら、修理するより新品交換してくれたほうがAppleとしても楽なんじゃないのかなーとか思ってしまった。
持ち込む前に気をつけること
- 端末に貼ったり付けたりしているものは、同意の上で全て目の前で剥がされる
ローソンで買ったお気に入りのコリラックマのステッカー(ケースで隠れる、秘仏状態)を剥がす羽目に……. - 端末の「iPhoneを探す」をオフにして、iPhoneのすべてをリセット(購入時の状態の戻す)を実行させられる
iPhoneを探すがオンになってると、初期化できないんでごんす - 修理には1~2週間かかる
- 修理完了の電話連絡があったら、その電話に出ていようが出ていまいが留守番電話だろうが、その日から14日以内に取りにいかなくてはならない。ちなみに同意書には、貸出端末を返しに来ない場合、預かってる端末の所有権は無くなり、Appleで処分するよって書いてある
さらに気をつけること!(2段階認証など)
大事なアカウントを保護するために、さまざまなインターネット上のサービスが2段階認証というセキュアなログイン手段を提供している。(使用するかしないかはユーザ次第)
ちなみに僕は以下のサービスを2段階認証にしている:
- Googleアカウント
- Apple ID
- Battle.net
そして端末を預けてしまったことで、たいへん面倒なことになったのである。
Googleの2段階認証システムには、いくつかの認証方法がある。1段階目は普通にGoogleのパスワードを入れる。2段階目は以下から選択する(複数設定も可能)
- Google AuthenticatorというiPhone/Androidアプリとの安全な連携を作成し、そのアプリが表示するコードを使用する(毎回違うコードが出てくる)
- 事前に登録しておいたSMS(メール)にコードを送信してもらう
- 事前に登録しておいた電話番号に電話をかけてもらう(マシンオペレータが電話番号を伝えてくれる)
上記のいずれもできない場合には、最後のチャンスとして、「解除コード」というものがある。1回限り使用できるコードが10個ある。これは、2段階認証を設定すると手に入る。印刷するなりして安全なところに保管しておく必要がある。
代替機を受け取って何が起きたか
まず、Gmailのアカウント登録である。
iPhone標準のメールアプリは2段階認証に対応していないため、Googleの2段階認証の設定ページにアクセスして、アプリごとのパスワードを生成してやらねばならない。
さて設定しようとしたら、ブラウザで設定サイトにログインするために2段階認証を要求された……!?
その2段階認証のコードは、Google Authenticatorが出力してくれるのだが、
僕のアカウントに紐付けられたGoogle Authenticatorは、先程修理に出したときにリセットして消えてしまってる。
iTunesのバックアップから代替機に復元すれば戻るけど、代替機は16GB。僕のiPhoneは64GB。容量が足りず復元できないw
代替機にGoogle Authenticatorをインストールするにも、そいつを僕のGoogleアカウントと紐付けるためには、やはり2段階認証の設定ページにログインしなくてはならない。
あらま。どうしよ。
2段階認証のコード入力画面の下のほうに、「認証できない場合はこちら」みたいなリンクがある。
このリンクを辿ると、事前に設定しておいた代替認証方法を選ぶことができる。
電話を選択してみた。
数秒後、Googleから電話がかかってきた。
「あなたの認証コードは、いち、に、さん、よん、ご、…です。繰り返します。あなたの認証コードは、……」
そのコードを入力して、ようやくアクセスできるようになる。
これは強固なセキュリティだね!本人でも苦労するからね!
Apple IDの2段階認証は、Googleほど苦労しなかった。ほかの認証済み端末にIDが飛んでくる。(僕の場合はiPad)
そして一番苦労したのが、Battle.net。
たいへんすぎて手順もよく覚えてない。
たいへんな上に、us.battle.netがこれまた重くて重くて、タイムアウトしまくるわ無反応になるわ待たされるわで。
自分の端末が戻ってきたら、また同じことをしないとならないのか…。
コメント
俺も昨年の暮れにiPhoneにしたんだよ。5S。
iPhone 5Sなんて最新じゃん!かなり処理が速いみたいだよね。うちの5は最近カクつくよ。
Blizzardのアカウント、iPhoneのアプリで安全化できるよ。