いまや作曲といえばDTM、DTMといえばボーカロイド、ボーカロイドといえば初音ミクというのが世の中の流れだ。ボカロはたいへん便利な代物だ。なんせボーカルがいなくても歌入りの曲を作ることができる。デモ作りにも適している。
5年前に書いたVOCALOIDをMacで使う方法の投稿に書いてある情報古くなってきたのでここに更新。(基本的に状況はあまり変わっていない)
さてこのVOCALOIDというものはYAMAHAが開発したものだ。
初音ミクはVOCALOIDのエンジンにクリプトンが独自の音声ライブラリとキャラを載せたものだ。
その最新版のエンジンがVOCALOID 3になるが、これを使用するためには以下のものが必要だ。
- 歌声ライブラリ
- エディタ
歌声ライブラリは各社から発売されている。ラインナップはYAMAHAのサイトに掲載されている(リンク)。これはOSに依存しないもので、単なるライブラリであって、歌声の元となるデータベースのようなものだと考えればよい。
問題はその歌声ライブラリを使用して歌を作成する環境だ。
VOCALOID 3には、Tiny VOCALOID 3 Editorという簡易的なプログラムがついてくる。(手元にある IA -ARIA ON THE PLANETES- には入っているが全てのライブラリに同梱されているかどうかは未確認)これはヤマハ製VOCALOID 3 Editorのシュリンク版で、利用できるトラック数など、機能に制限がある。フル機能を使用する場合はVOCALOID 3 Editorを別途購入するか、歌声ライブラリとセットになっているパッケージを購入する。
このVOCALOID Editorは、Windows版しかない。
VOCALOID 3の歌声ライブラリは、VOCALOID 3 Editorを使わずに利用する方法がある。それは、VOCALOID Editor for Cubase NEOというソフトウェアを購入し、Cubase上で直接歌声をエディットすることができる。この方法はWindowsとMacで有効。ただし、Cubaseが必要だ。なぜCubaseなのかというと開発元のSteinbergが今はYAMAHAの傘下だから。多くのプロミュージシャンも使用する有名なDAWなので、これからDAWを購入する人にとって悪くない選択だとは思う。
しかし自分が使っているのはLogic Proなのだった。
ガックリ。
追記:
Mac版のCubaseでVOCALOID 3を使用するためには、Mac用のプログラムをインストールする必要がある。入手方法は簡単。Mac版のダウンロード用サイトでWindows版のシリアルコードを入力すればよい。
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