新たなる地平。
暗闇に兆す一筋の月光。
この涙は本物。この葛藤は本物。この喜びは本物。
すべて本物だ。
そして、
僕は何かを失うのではなく、何かを手放す。
とてもとても大切なものを、いままでたくさん、手放してきた。
そしてまた突きつけられたのだ。
自分自身に、突きつけられたのだ。
『お前にとって本当に大切なものは、何なのか?』
☆☆☆☆☆☆☆
僕はまた、命を燃やしてきたことを、手放そうとしている。
それは、自分で自分に課した試練だ。
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大切なのは、自分がそこにいることではなく、何を残したかだ。
残したものとは、行動がすべての結果の源泉であるこの地球において、唯一曲がることのないルール。
夢を語るだけなら誰でもできる。
夢を追う限り、人はいつかその夢を手放さなければならない。
なぜなら、人はいつか死ぬから。
ここからが、僕にとって本物の、新たなる地平への旅だ。
いままでのすべては、このチャレンジへのお膳立てに過ぎない。
自分が本物と信じて疑わない価値、それは、
いのちといのちがぶつかりあったときに生まれる感動。
それ以外は、どうでもいいのだ。
価値観の合わない人には申し訳ないけど、僕はそういう人間だ。
☆☆☆☆☆☆☆
ワクワクって、あらためて大事だなって思う。
人にはいろんなイデオロギーがあって、それぞれ見えている地平も異なる。
でも、
思いが重なり合う瞬間がある。
重なり合った思いが生み出すハーモニーは、
まるでオーケストラだ。
それぞれのパートを担う奏者が、命をかけてきたものをぶつけ合う。
指揮者は、心に描く世界を表現するために、それぞれの奏者のポテンシャルを最大限に引き出して、ときにはぶつかり合い、ときには尊厳を認め合い、信頼し合う。
☆☆☆☆☆☆☆
燃える黒い炎を、すべて地獄の窯の中に閉じ込めて、焼き尽くした。
そうして自分というものを取り戻し、真っ白になって、
……僕はこの続きを知っている。
この先には、この先を経験したものにしか分からない、素晴らしい世界があるのだ。
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出かけるなら、誰もまだ起きていない夜明け前がいい。
心静まった、朝のちょっと前の時間。
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