1990年に制作された同名映画のリメイク、Flatliners(フラットライナーズ)は2017年のリリースだが、内容は1990年版の続編に近いものになっている。
この映画は何の予備知識もなく見ればただのオカルトあるいはホラー映画にしか見えない。
しかしひとつ重要な仮説を前提に視聴してみていただきたい。それは、
確信が現実を作るということだ。
これはオカルトでもなんでもなく、科学的な話。
「確信 量子」などのキーワードでGoogle検索すると、ろくな内容が見つからない。量子物理学を理解しないで語っているページだらけだ。
そう簡単に説明なんてしきれるものではない。Webコンテンツをさっと読んで理解できるなら苦労しない。
けれども、この映画を、「確信が現実をつくっている」という前提でみれば、一体何が起こっているのか理解しやすい。
確信というものの本質は、信じ切っていることで、信じようとしていることではない。それが一時的に死を体験することによって制御のタガが外れ、準備できていない状態で確信の現実化を促進してしまった。
準備とは何かというと、確信のために必要な要素のひとつ。信じたいことを信じ、それが調和を生んでいるという法則です。ここが壊れるというのがこの映画のフィクション部分なのです。
引き寄せの法則などがオカルト的に世の中に出回っているけれども、そのような本を読んでもうまくいかない原因はここにあります。
「I can fly!!」と確信しようと決めて、ビルの屋上から飛んだらどうなりますか。決して落ちないで飛べるという確信がもてますか。無理でしょうね。
映画「マトリックス」でも確信が試されるシーンがありました。ビルからビルへとジャンプするプログラムのシーンです。
さて、あなたはFlatlinersから何を見出すことができるでしょうね。
Flatlinersは、より身近な舞台設定で、人間の恐怖心にフォーカスした、もうひとつの「Matrix」と言えるかもしれません。
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