Peanuts taught me everything I needed in life

この記事は約2分で読めます。

まだ幼稚園に入る前、祖父が僕を肩車して渋谷の映画館に連れていってくれた。

時代的にみておそらく「Snoopy, Come Home!(邦題:スヌーピーの大冒険」だったのだろうと思う。

これが僕の、初めてのPEANUTSとの出会い。

映画は音声が英語で日本語字幕。祖父は「しまった」という顔をしていたが、僕はその映画を楽しんだ。

見たこともない世界が広がっていた。

僕が最初に出会ったマンガは、祖父が持っていた「のらくろ」。
僕が最初に出会ったアニメは、「ドラえもん」。
僕が最初に出会った映画は、「ピーナッツ」。

PEANUTSは、謎だらけだった。
数多く出てくる個性的なキャラクターたちとそれぞれの関係性。

何も知らなかった僕は好奇心に駆られた。

だんだんと理解できてきたPEANUTSに夢中になったのは、それから数年経ってから。

ゆるい日常生活の中で、とても確かなことをリアルに教えてくれる。

でもなんだか、僕が知っている身の回りの世界と違う。ドラえもんの世界と比べたら共通点もあるけれど、なにか違う。

僕はPEANUTSの世界にはまり込み、さまざまなことを学んだ。

なかでもやっぱり最高に好きなのはスヌーピー。彼は僕にとってヒーローだ。
とってもクールで、自立していて、好奇心旺盛で、自分の世界が無限に広がっている。

僕はチャーリーブラウンに自分を重ね合わせながら、いつかスヌーピーみたいになりたいって思っていた。

PEANUTSに登場する面々は、すべて魅力的だ。

それぞれに特技もあるし弱みもある。それがとてもリアルだけど、ポップなのだ。

僕は原作者シュルツ氏に興味を持った。

こんなに素晴らしい作品を作るのは、一体どんな大人なんだろうって。

期待通り、素晴らしい人だということが、断片的に得られる彼の人物像から見えてくる。

僕はPEANUTSを好きになっていくばかりだった。

コメント