本格サービス提供に向けて調整中のQubeだが、Raspberry Piベースでは需要を満たせないケースの対応が課題だった。
- ソフトウェアがARM版Linuxでは動作しないケース
- Windowsが必要なケース
- ハードウェア性能が不足しているケース
そこで従来のQubeを[Type-A]として、新たに[Type-B]をx86/64ベースで検討してみることにした。
今回香港から輸入したのはこちら。
左:Type-B 右:Type-A
CHUWIのHeroBoxというマシンで、Celeron N4100、8GBメモリ、256GB SSDを搭載。ファンレス。USB 2.0 (Type A) x2、USB 3.0 (Type-A) x1, USB 3.0 (Type-C) x1、SDカードスロット、イヤホンジャック、HDMI出力、VGA出力、RJ45、Wi-Fi (IEEE 802.11ac)、Bluetooth 4.0。
このマシンにWindows 10 Homeをインストールしたマシンと、Ubuntuをインストールしたマシンで環境構築して評価を行う。
課題は初期セットアップの省力化、Windowsの場合はライセンス認証など。商用ソフトウェアが入り込むといろいろ面倒になる。Microsoftアカウント連携やMicrosoft Office関連も導入すると、サポートコストが相当に上がってしまうため、Windowsの場合は月額料金も高めの設定になりそうだ。
こちらを導入することになったきっかけは、現在PoC中の案件でアナログ動画入力をストリーミングするという課題があるのだが、Raspberry Pi上でいろいろ技術課題が出てきて行き詰まりがあり、まずはIntelベースで解決してしまおうかというところ。しかしIntelベースでやったらなんとなく負けた感覚なので、いまだRasPiでどうにかするための方法も模索している。
Raspberry Pi OS(旧名:Raspbian)はDebianベースという点でUbuntuとルーツを同じくしている。Qube Type-AとType-Bを同じようなソフトウェア構成にしてベンチマークを比較してみるのは面白そうだ。
こういうことにじっくり時間を使っていきたいのだが、qube cafeの発展にもまだまだリソースを注ぐ必要があり、事務的な業務もあり、とにかく今はできることから順番にクリアしてる状態。
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