加速

好奇心のままに広げてきた沢山の点と点が繋がり始めると、それは連鎖反応的に繋がり始め、予想外の美しい形を描く。僕はそれを知っているし、その時の最高にワクワクする感覚も知っている。

だからこそ、先が見えなくても、心細くても、信じるものを見失わずに歩き続ける事ができるのだ。

人生で何度も何度も繰り返してきたから、その時期が来たら感覚でわかる。

そのタイミングが今、やってきた。

同じようなレベルで何度も繰り返したって面白くないから、より広く、より深くを目指している。2000ピースのパズルができたら、次にチャレンジするのは4000ピース。当たり前じゃないか。

今回は、長かった。足掛け6年。ようやく芽が出てきた。

ここからは全く違うものが求められる。僕は次のフェーズに合わせて準備をする。様々な内なるロジックが消去され、書き換えられ、新たに作成され、今までとは全く色の異なる血が循環し始める。

これが、僕の辞書にある「変化」だ。

何度も何度も、不死鳥のように、灰の中から生まれ変わる。燃やし尽くすことは僕にとってリスクではなく、新たなるステージのための種まきだ。

抑えても抑えても抑え切れないほどの爆発力に勝るエネルギーはない。先走らない。エネルギーを貯めながら小爆発をさせることもない。とにかくひとつのゴール、それも決して小さくないゴール。そこを決めたら、死んでも離さないで、命をかけて食らいつく。

そこから先の世界は、経験した者にしか理解できないのだ。