新型コロナワクチンについて(3)

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前回までに紹介した要点は大きく2点ある。ひとつは「パンデミックに対する政府・行政が通常とるであろう行動原理に則らない行動」に対する疑念があること。もうひとつは「ワクチン接種に対する政府・行政の行動が経済的観点においても責任担保の観点においても異常であること」。

ここで仮説をひとつ立ててみよう。その仮説とは「新型コロナワクチンなど存在しない」だ。いま出回っている新型コロナワクチンは「ただの水と同じ」あるいはそれよりもひどい「効果がないのに二次感染や副反応や異物混入による人体的リスクしかないただの液体で、コロナの感染予防・発症予防・軽減などあらゆる点においてまったく効果のないものだとする。

なぜこのような突拍子もない仮説を立てるのか? と思う方もいらっしゃるだろうが、もう少しお付き合いいただきたい。

政府のまとめによると、8月31日公表時点の国内の新型コロナウイルスワクチン接種回数は1億2875万9863回。全体の接種回数は、1週間前(8月17日)の公表時から約894万回増えました。総接種回数のうち、1回目は7139万309回、2回目は5736万9554回で、1回以上接種した人は人口の56.2%、2回の接種を完了した人は45.1%。優先接種対象の高齢者では89.5%が1回以上接種を受け、87.4%が2回接種を完了しています。

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/20139/

コロナワクチンが効果を見せている実績はなく、その理由として「デルタ株」が出てきた。

また、英国公衆衛生庁(PHE)が公表した、ファイザー社のワクチンを実際に接種した後の状況に基づく研究結果によると、発症予防効果に係るワクチン有効率は、B.1.1.7(アルファ株)で約94%、B.1.617.2(デルタ株)で約88%、また、デルタ株による入院を予防する効果は約96%と報告されています。

ただし、このような実臨床での観察研究等は、流行状況など別の要因が結果に影響するなど、結果に偏り(バイアス)が生じやすいことから、結果の解釈に留意が必要です。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0012.html

これは実情に即しているのだろうか?

このような記事もあるが、こうした発表のほとんどが「○○による研究」であり、事実を示しているわけではない。上記記事においては「英オックスフォード大学の研究チームは英国の一般市民から集めた検体を分析し、米ファイザー・独ビオンテック製および英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを2回接種後のデルタ株に対する有効性が3カ月以内に低下するという結果を得たと発表した」とあるが、実際に3ヶ月以内に低下したのか、それとも3ヶ月経過する前から低いのか、その対象はどのようにして「デルタ株感染」を決定したのか、なにも説明がないからだ。PCRテストの無効性については前回も書いたが、今回はリンクを貼っておく。

また、心臓への影響の問題についても取り沙汰されているが、

 厚労省によると、海外では接種10万~25万回につき1件ほどの発生が報告されているという。比較的若い女性に多いことから、国内ではアストラゼネカのワクチンの接種対象は40歳以上だ。欧州医薬品庁(EMA)は、アストラゼネカのワクチンを接種した後に息苦しさや、胸の痛み、足に汗をかく、持続的な腹部の痛み、頭痛や視界がぼやけるといった神経的な症状などが出たら、すぐに医療機関を受診するよう呼びかけている。

 また、mRNAワクチンの接種後にまれに、心臓に炎症が起きる心筋炎や心膜炎が起こることもわかった。米疾病対策センターによると、全体では発生頻度は接種100万回あたり4回と低いものの、若い男性ではその頻度が高く、2回目接種から7日以内の報告でみると、12~17歳の男性は100万回接種当たり62.8件、18~24歳の男性で同50.5件だった。ただし、ほとんどの人が軽症で、回復している。

 血栓や出血、心筋炎や心膜炎は、新型コロナウイルスに感染しても起こる。WHOも欧米各国も日本政府も、「ワクチン接種によって重症化を防ぐといったメリットの方がはるかに大きい」と、接種を推奨している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd7c5a30d50b36a6773a4ad3740aad1091b552bb?page=2

一方、コロナとは無関係に、心筋炎の発症率についての記事。

心筋炎の年間発症率は10万人に22人(0.02%)と想定されており、男性に多く発症し(女性の約1.5倍)新生児を含む小児期と20~40歳前後に有病率が多いことが認められています。(いわゆる二峰性)そして若年者の心臓突然死の原因の中では、心筋が肥大する肥大型心筋症、冠動脈疾患について頻度が高く、若年者の突然死の4~12%を示めるとされています。

https://enoki-iin.com/contents/news/20210412_01.html

さて、新型コロナワクチンについて、ここに3つの疑問があります。

  1. 新型コロナワクチンは、本当に新型コロナウイルス感染症を防いでいるのか?
  2. 新型コロナワクチンの接種による副反応が心因性ではないことは証明できるのか?
  3. ワクチンの有効成分(mRNAおよびそれを保護していると云われているセル)、およびそれを含むすべての物質の安全性はどのように担保されているのか?

さらに掘り下げれば、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)について次のような疑問が生じます。

  1. 新型コロナウイルスはどのように、どの程度、危険なのか?
  2. 新型コロナウイルスの存在と人の病の関連性がどの程度解明されているのか?
  3. そもそも、新型コロナウイルスは人類という種に対する脅威として存在しているのか?

厚生労働省におもしろい資料がある。

第48回厚生科学審議会感染症部会資料(令和2年10月9日)

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症のサーベイランスに関する検討について

【現状】

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症サーベイランスは現在以下の方法で行っている。

◆ インフルエンザの場合:全国約5,000か所の定点医療機関から、以下の基準で患者数が報告されている。
 ① 突然の発症、 高熱、 上気道炎症状、全身倦怠感等の全身症状を全てを満たす
  (臨床診断。いわゆるインフルエンザ様疾患(ILI)を含む)
 ② 迅速診断キットによる病原体の抗原の検出

 ただし、実際は上記②の迅速診断キットによる病原体の抗原の検出によりインフルエンザと診断し、報告される場合が多くを占める。

◆ 新型コロナウイルス感染症の場合:全数報告

全国全ての医療機関からPCR等の検査で新型コロナウイルス感染症と診断された患者数が報告されている。

【課題】

◆ 臨床上、区別ができないインフルエンザと新型コロナウイルス感染症を疑う患者のうち、実際にインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症である患者の割合が不明であり、検査をする際の検査前確率の把握が課題

⇒それぞれの検査前確率の評価を可能とするためのサーベイランスが必要

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000682608.pdf

前回紹介した新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要によれば、コロナワクチン接種後に心臓・循環器系・その他の死因により亡くなった方の原因も全数が「ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの」あるいは「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」となっている。

さて、わたしたちがこの2年間、毎日のように与えられてきた新型コロナウイルス感染症に関するさまざまな報道やネット情報から、いったい何を見ているのだろうか?

わたしには、このウイルスからワクチンへの流れが、まったく見えない。なぜならば、有効な情報はひとつもないのに政府や医療機関の決断がなされているから、そこには何かがあるように見えるとしか言えない。

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