7歳の僕が最初に感動したBASICの命令は
「PRINT」
自分が指示した文字列が、活字で画面に表示される衝撃。
次に感動したのは
コンピュータと対話できる衝撃。
ただの応用ではない
「INKEY$」
この命令の何がショッキングだったかって、当時世の中ではどんなゲームでも、オープニング画面の下に「HIT ANY KEY」って表示されてて、キーを押すとゲームが始まったんだ。それが自分で作れちゃうなんてもう、ゲームプログラマーってこういうことやってたの!? という衝撃。
さらに知ってしまった、
「LINE」
指定座標から指定座標まで、線が引けるだと!?
そのまま「CIRCLE」「PAINT」に突っ走ったのは言うまでもない。ベクターグラフィックスの世界にドハマりして、世の中に存在する映画のロゴ、ミュージシャンのロゴ、会社のロゴ、製品のロゴを描きまくった。絵も描いてみようとしたが、LINEとCIRCLEだけでは、マンガにもならなかった。それでもなんとか絵を描いてそれを商品にしていた「惑星メフィウス」「サラダの国のトマト姫」「DUNGEON(オープニング画面で城が描かれ、なんとコウモリがアニメーションまでした!)、などなど。
SCREENでスクリーンの切り替えを覚え、VIEWビューポートとワールド座標系のMAPを覚え(これが後に、AutoCADのモデル空間とペーパー空間の概念の理解を助ける)、VRAMを理解していったら、必然の出会い、
「PSET」と「PUT@」
なにこれゲーム作れちゃうじゃん!!
そしてとうとう出会ってしまう、
プログラミングに欠かせないたいせつな、たいせつな
「FOR」「IF」「GOTO」「GOSUB」「WHILE」
真っ黒な画面で緑色に点滅していた四角いカーソルに無限の可能性をみた衝撃から約1年。まだ若かった叔父の四畳半で飽きることなく触ってたPC-8001とPC-8801。
そして8歳のときに、心から願う。
「自分専用の、パソコンが、欲しい!」
それが叶うのは、まだちょっと先の話。
そしていまは、数TFLOPSというゴツいCPUを積んだメインマシンを持ち、当時のコンピュータを遥かに凌ぐ性能のSBCを手軽に入手して遊んでいるのです。
そうだ、条件式って使わなくてもプログラミングって結構遊べるんだよなぁ。
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