子供の頃、言葉が通じなかった
通じなくても、共感したり理解したり、そこに労力を惜しまない人がいた
だからこそ僕は救われた
誰もが理解してくれないとはつまり、自分が説明に悉く失敗しているということだが、
それでもなお、心の支えはあった
それは、この世にはもういない先祖とか
理解を超えたところにいる誰か
だから僕は誰にも理解されなくても
この地球という実在の世界において天涯孤独のように感じられても
生き抜くことができた
これからも孤独を理由に己を曲げることはないだろう
僕は若い頃そんなにおしゃべりじゃなかった
けど本当はめちゃめちゃおしゃべりで
しゃべる相手が自分だっただけ
勇気を出して自分を打ち明けてみると
人間関係が壊れてしまうことがよくある
だから黙ってたのが、若い頃の僕だ
しかしそれは避けられないことで
自分をさらけ出していく勇気をもったとき
去る者もいれば、そうでない者もいる
捨てる神あれば拾う神あり
コメント