UTM 3.0.4を導入。(https://mac.getutm.app/)
Apple Silicon上で仮想化(Virtualization:M1チップの仮想レイヤー)とエミュレーション(Emulation:M1以外のCPUをソフトウェア上で再現)の両方に対応しているため、ARMアーキテクチャ対応のOSは仮想化で、x86/x64やSPARKなど異なるCPUはエミュレーションで実行可能。
【Windows 11 Pro Insider Preview for ARM】
Windows 10 for ARMはx86のエミュレーションしかできなかったが、Windows 11 for ARMはx64のエミュレーションにも対応している。つまり64ビットIntel互換CPUで動作するWindows 11向けに作られたソフトウェアがM1 Macで動作するようになった。「M1の仮想環境で動作するARM版Windows上でx64をエミュレーションしてWindows向けの64ビットソフトウェアを動かす」
【Ubuntu 20.04.3 for ARM64】
こちらはServerもDesktopも動作確認済。20.04はLTSなのでIntel PCでもRaspberry Piでもクラウド環境でもお世話になっている。開発用の試験実行環境としては十分な動作をしている。
【Mac OS 9】
UTMのギャラリーから一発でインストール。実用的な使い道は思いつかないが、きっちりとPowerPCをエミュレートしている。
【Solaris 9 for SPARK】
SunのSPARKもエミュレーションしている。OpenBoot PROM(OBP)の画面がなつかしかった。
【ReactOS】
こちらはIntel 440FXとPentium Proをエミュレーション。ReactOSはWindows互換のオープンソースOS。Intel版MacBook Pro + vmware fusionでは動作させることができていたが、CPUエミュレーションでもサクサク動作する。
【ほかテストしたいOS】
macOS、Raspberry Pi OS、Kali、Windows IoT Core、Haiku、超漢字、x64版Linux/Windows
総評
M1 MacBook Airにメイン機を移してから、仮想化環境がろくに使えないことが最大の不満だった。UTMはまだ動作安定性に難ありで突然落ちたりするが、将来に期待がかかる。しかしこんな時代が来るとはねぇ。
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