いままで書いたことがないが、「世界改悪連合会」というものがある。
僕が発起人の団体だ。
この団体には下部組織がいくつかあり、その名前は
「無理じゃね?クラブ」
「それダメ!クラブ」
「嘘じゃね?クラブ」
「偽善者クラブ」
「言わんこっちゃないクラブ」
「それ意味ないよねクラブ」
人の夢や希望を徹底的に潰そうとする団体なのだ。
いいアイディアや善き行いも否定しまくる。
忖度や遠慮など一切なしで、とにかく徹底的にネガティブな反論をするのだ。意地悪な人ほど成果が出る団体だ。
これまで様々な甘い夢や浅はかな事業計画や偽善行為を暴いてきた、高い実績を誇る。
ところが残念なことに、最近は団員が軟弱すぎて、叩き潰すことができない案件が増えている。
夢と希望と愛にあふれていると思い込んでいる連中のことを我々はチャレンジャーとか馬鹿とか呼ぶのだが、最近チャレンジしてくる馬鹿は、我々に叩かれることが目的みたいになっていて、多くのメンバーがチャレンジャーの執拗な再チャレンジに圧されつつあるのだ。
馬鹿はいつまでたっても馬鹿だし、ろくでもないアイデアは根本がダメだから取り繕ったってろくでもないことに変わりはないのだが、それでも諦めないチャレンジャー馬鹿たちからの挑戦状に、我々は疲弊した。
昨年にはメンバーから「こんな負け戦したくないから解散しよう」なんて意見まで飛び出してくる始末だ。
しかしここでまた驚くことに不思議なことが起きていて、
心の底までズタズタにされてはまた戻ってくるチャレンジャーたちが「解散しないでほしい」と言い出した。
これはもうメンバーからしたら究極の辱めである。
それでメンバーもモチベーションを取り戻したみたいで、「あいつら俺たちを馬鹿にしやがって、二度と立ち直れないほどケチョンケチョンにしてやる」と息巻いている人もいる。
今日もまた、熱いバトルが繰り広げられているのだ。
なぜこんなことを書いているのかというと、僕はキューブカフェを起こしたってことで、「世のため人のために身を捧げる変人」と一部界隈で思われている節があるので、
それ以外の活動も紹介したくなった。それだけだ。
僕は善人でもないし、聖人でもなければ、夢見がちな正義の味方を気取った意識高い系でもない。
ただのめんどくさい人なのであった。
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