ハンガリーははるばるブダペストからエンジニアの方が助っ人で来てくれて、先週からずっと彼と一緒に行動。
明日の朝の飛行機で帰国します。俺おつかれ。彼もおつかれ。
ちなみに日本はおろか、アジアに来たのが初めてだそう。
今日は彼を引き連れて新幹線で日帰り出張だったのだが、思いがけず新幹線に乗ることができたので大喜び。ICE(ドイツの高速列車)には乗ったことがあるって言ってたけど、新幹線の静粛性と振動の無さ、それから1964年のサービス開始から一度も大きな事故がないという点を賞賛。
彼にとっては思いがけないFar East体験だったのだが、娘さんの20歳の誕生日がちょうど日本出張で祝えなかったため、それは残念そうだった。携帯で娘さんに電話してた。(今回は急に決まった出張だった)
しかし彼が来てくれたおかげでかなり助かった。
彼がいなかったら、先週から今週にかけての大きな成果は期待できなかった。
いま社内(ワールドワイド)で注目されているプロジェクトなので、上の決断も早く、急遽彼が日本に来ることになった。とにかく人でもモノでも送り込めるものは何でも送り込んで、成功させなければならない。
まだ道半ばだが、ここまで来て引き返すことはできない。
開発拠点が世界中いろんな場所にあるので、いろんな国の人が日本にやってくる。
3週間前はボストン、2週間前はオランダから来客。オランダはハンガリーとはまた全然違う風土と文化を持った土地で、それが行動の端々に現れる。
しかしEUはものすごい速度で国境の意味を薄れさせてきていることも実感できる。
およそ50年前の人たちには、国境に警備もゲートも何もないなんて状況は想像できなかっただろう。(いくつかの国ではパスポートなしでの相互入出国を許可している)
ヨーロッパの人たちは、アメリカ人よりも日本人に感覚が近い気がする。もちろん誰でもというわけではないけれど。正直、アメリカを毛嫌いしている人も結構いる。
先日オランダ人と飲んだときは、自分の上司のアメリカ人がいるってのに、アメリカを否定する話をガンガンしていて、ちょっと場の雰囲気を維持するのに気を遣ったw
そこはやっぱり日本人の性なんだな、場の和を優先してしまう・・・。
自分も日本人なんだと強く実感w
現代の日本は経済的にも文化的にも政治的にもアメリカにべったりだけど、昔はヨーロッパに学んで日本の近代文化が形成されてきたわけで、たとえば車が左側通行なのは英国から学んだことだし、鉄道技術だってそうだ。オランダ、ポルトガルあたりから渡来した言葉なんてもう、和製英語やカタカナ英語の単語と違って、もともと外来語であったことにも気がつかないほど日本語として定着してしまっているし。
「日本人に似てるかも」って感覚はアジアの諸国に行ったときも感じたので、もしかすると、アメリカだけすごく特殊なのかもね。
これは今ではかなり確信に近い。
アメリカナイズされた文化圏で育っていると、そんなことにも気づけないのだな。
ハンガリー人の彼は、Suzuki GSX-R 1000を持っているという話をしていて、「浜松」という地名を知っていた。スズキの本社がある場所です。
Suzuki乗りの仲間もいるらしく、今回の出張で新幹線が浜松付近を通過したとき、Suzukiの本社が車窓から見えたのですが、めちゃめちゃ感動してました。
「俺のバイクは、ここで作られて、はるばるハンガリーまでやってきたんだ!」って。
仲間に自慢するって。これは、夢のような話だって。
そりゃ、普通に暮らしてたらハンガリーから日本に来る用事なんて無いもんね。
ところで、ハンガリーにも一度は行ってみたいなぁ。
経済の状況がよくなったら、業務にかこつけて一度くらい行ってみようと思ってます。
東欧は昔から行きたい場所だし。一番行きたいのはプラハだけど。
ハンガリーについて知っていたことは、それほど多くないです。
- 東欧
- ドナウ川がある
- ハンガリー舞曲が日本で有名
- フランツ・リストの母国
- ルービック・キューブの生みの親の母国
- フォン・ノイマン(現代のコンピュータ、核技術などに偉大な業績を残した数学者)の故郷
- 日本人と同じように、姓→名の順に名乗る
- ワインがうまい
- 景色がとにかく美しい
- ドラキュラ伯爵で有名なトランシルヴァニアはもともとハンガリー領
ハンガリー共和国の正式名称は、
Magyar Köztársaság(マジャル・ケスタールシャシャーグ)。
通称、通称 Magyarország(マジャルオルサーグ)。オルサーグは国という意味。
コメント
ハンガリーですか。WWⅡにおいて、終戦までドイツの同盟国だったこと以外何も知らない。自分でも驚くほどだ。
ハンガリーって、あんまりイメージがわかないですよね。
東欧はいろんな意味で日本から遠い国かも。